2012-01-01から1年間の記事一覧

Forse le lucciole non si amano piu / Locanda delle fate

イタリアの7人組のシンフォ系プログレバンド。1977年1枚目というかほぼ唯一のアルバム。90年代とか今年とかに再結成してアルバム出してるけどややこしくなるからノーカウント扱い。キーボード2人、ギター2人という大所帯。 様式美際立つ幻想的なシンフォで、…

Part 2 / The mystery of the yeti

Raja Ram(Shpongle、The infinity project(未聴))が多分中心になっている、アンビエントサイケのプロジェクト。1999年2枚目で廃盤中。後追いなので入手に運が絡んだけれど、amazonの中古で安く手に入って良かった。1st再販してくれお願いします。 アンビエン…

Pawn harts / Van der graaf generator

イギリスのプログレバンド。1971年4枚目。Robert Fripp(King crimson)がゲスト参加らしい。 70年代プログレの中でも特にエモーショナルなバンドで、それが特徴だと思ってるんだけど、今作はそれに加えて攻撃的、暴力的な印象が強い。King crimsonの影響だろ…

Personality / Scuba

ダブステップの人なんだけど、ダブステップにはもう飽きたみたいで大分変っている。2012年3枚目。 テクノ、ハウス、エレクトロあたりの要素が大幅に混入してきて、明度の高い小気味好いダンスミュージックになったように感じる。なんか全体的にまぶしくなっ…

Arbeit macht frei / Area

イタリアのジャズロック系プログレバンドの1973年1枚目。民族音楽を取り入れたジャズロックで技術的にも凄いなと思いつつ、それ以上に熱量の大きさに注意が向く。以降のアルバムとの大きな差異としてホーンの存在感が大きいことがあり、以降の作品よりもロッ…

Calm & punk / FIB journal

日本の3人組。2009年4枚目。ジャズ、ファンク系だと思う。いつものごとく詳しいことは知らん。 ファンキーなリズム隊とサイケで飄々としたギターに、ポエトリーリーディング気味の無感情でけだるいボーカルが乗っかる、よくわからん組み合わせでわりとお気に…

UFO / Guru guru

ドイツの3人組のクラウトロックバンド。1970年1枚目。インスト。巷での評価が高い印象だが、個人的にはGuru guruっぽさは薄い気がするアルバム。 以降の作品よりも音がシリアスで、良くも悪くも生真面目なジャーマンサイケとして型に収まっている印象。ドイ…

Radio / X-dream

サイケデリックトランスのグループ。1998年3枚目ぐらい。この界隈だと古典扱いされてる有名なアルバムっぽい。ぶっちゃけ初めて聴いたときは理解不能だったため寝かせること数年、最近ついに良いアルバムだと思うに至った。 ミニマルに展開するリズム重視の…

Foxtrot / Genesis

イギリスの5人組のシンフォ系プログレバンド。1972年4枚目。たぶん代表作。 個人的に初期Genesisの魅力だと思う3要素である、気味の悪さ、幻想的な雰囲気および技術的な危なっかしさが適度にブレンドされていて、これが初期Genesisだってのがよくわかるアル…

Gangs / And so I watch you from afar

イギリスの4人組のポストロックバンド。2011年、アルバムとしては2枚目。基本インスト。 ポリリズムやミニマル的なパルスを取り入れ、これまで以上にマスロックっぽさやメタルっぽさが増してマッチョになった印象。その分轟音によるカタルシスは弱くなったの…

Metropolis part 2 : Scenes from a memory / Dream theater

5人組のプログレメタルの有名バンド。1999年6枚目。2作目『Images and words』の収録曲をアルバム1枚分に拡大再生産したコンセプト作。 メタルの臭さと重さ、プログレの複雑さと冗長さを合わせた王道的なプログレメタル。音自体は比較的軽めでOpethやAnekdot…

G is for deep / Doseone

Clouddead,Themselves,Subtle,13&Godの人のソロ。2012年8枚目ぐらい。Simon Posfordと共に、わりと本気で作品追っかけている人物なんだけど、ソロ作を買うのはこれが初めて。 ニカ、ポストロックよりのヒップホップ。ジャケットのイメージからはカラフル…

Hatfield and the north / Hatfield and the north

カンタベリー系の代表的なグループ。1974年1枚目。これとNational health人脈を漁ればカンタベリーの雰囲気が分かるという入口ポジションなイメージ。ジャズロックっぽい感じを軸にサイケやトラッドあたりを取り入れた軽快なプログレ。Robert Wyattや女声コ…

World's end village / 未知瑠

日本の作曲家? 2009年1枚目。1曲目をYouTubeで聴いて、クラと民族音楽の双方からミニマルへアプローチしてる感じが気に入って購入したものの、アルバム全体の印象は少し違っていて、 思ったより混沌とした内容だった。 色んな時代のクラシック(たぶん)をベ…

それは、鳴り響く世界から現実的な音を「歌」おうとする思考。 / te'

曲のタイトルを30字で揃える事に情熱をそそぐ日本の4人組ポストロックバンド。2007年2枚目。全編インスト。 抒情的で湿っぽい感じの轟音系ポストロック。ノスタルジックな雰囲気の曲が多く、ドラムの手数が多く目立っていることもあって、音の傾向はtoeに近…

Elephant eyelash / Why?

Clouddead関係。2005年2枚目で恐らく代表作。バンド形態となり、個人のプロジェクトだった1stとはかなり趣を変えている。1st好みじゃなくて処分しちゃったんで過去の記憶頼りだけど。キラキラ&脱力系なインディロックを下敷きに、ラップやヒップホップを取り…

Beware and be grateful / Maps & Atlases

アメリカの4人組のロックバンド。2012年4枚目(EP含)。回帰する方向に変化していて、3枚目『Perch Patchwork』と2枚目『You and Me and...』の中間に位置するような印象を受けた。 マスロック的な変拍子多用かつ音数過多なギターとドラムと、くどめのボーカル…

Relayer / Yes

イギリスの5人組のアルバム毎にメンバーが変わるプログレバンドの一角の1974年7枚目。今回はキーボードの人が本作でのみ参加の人なので、その辺がたぶん本作を特徴付けている。シンフォっぽさがごっそりと抜けて、鋭角的なギターが目立つようになり、輪郭が…

Storm corrosion / Storm corrosion

Porcupine treeとOpethの人による企画もので2012年1枚目。Opethの方は1枚しか聴いてないんで自信が無いけど、単純に両者の融合というよりは冒険してる気がする。ジャケットのイメージ通り、暗くてサイケデリックでフワフワしたかったるい音楽で、プログレっ…

LP / Holy fuck

カナダ人組の人力トロニカのバンドらしい。2007年2枚目。詳細不明。 チープなシンセとハンマービートなドラムによってひたすらビートを刻み続けるサイケデリックな反復音楽。個人的にはニカというよりは、Oneida等のクラウトロックとかの影響を受けたロック…

Triangulation / Scuba

ダブステップの結構有名な人らしい。2010年2枚目。新譜出てるけど金銭的な事情で絶賛放置中。 自分にとっては唯一持ってるダブステップなんで、ジャンル的な事はよくわからない。きついリバーブと硬い打撃音が強調された組み合わせからダブっぽい気がしなく…

Come my fanatics... / Electric wizard

ドゥームメタルの有名バンドの2枚目。1997年。Yesの『危機』、Sigur rosの『()』みたいに、そのクラスタ内では聴いている前提になってそうなアルバム。1stと抱き合わせになっていてお得だった。 1stが普通のドゥームだったのに、2ndで音作りが別物になっちゃ…

Back in the world of adventures / The flower kings

スウェーデンのプログレバンド。1995年、2nd。90年代シンフォのたぶん代表格。 様式美にカッチリおさまった王道的なシンフォ系プログレな印象。Genesisを基調にYesとKing crimsonを適当に混ぜた感じだと思った。幻想的だったり透明感といった形容が思いつく…

Nothing against the ocean / Set in sand

ニカ寄りのヒップホップ。2008年。1枚目。Dofと同じレーベルということもあり、音も比較的似ている傾向にあると思う。 DofとBathsを足して割ったようなトラックに、NomadやSosoみたいな高めで細めの弱々しい感じのラップが乗っかる構成の曲が多い。アコギや…

Set & drift / Diefenbach

ベルギーの5人組。2005年。3枚目。ポストロック。初期はインストのシューゲイザーだったらしいが、変化が激しくて面影は少ないらしい。これしか持ってないから実際のところは不明。 個人的にはDeath cab for cutieあたりをダンサンブルにしたような感じかな…

Pomegranate / Astronautalis

Anticon系ヒップホップ。2008年。3枚目。詳細は知らん。 インディーロックを取り入れた脱力系のヒップホップで、声質が少し似ていることも含めてWhy?のフォロワーといった印象を受けた。ただ、こっちはヒップホップであることに自覚的というか、ヒップホップ…

Discipline / King crimson

イギリスのプログレバンドの1981年のアルバム。前作『Red』で一度解散したものの、メンバーを適当に変更して再結成。コンセプトが変わっているので別名義による1stとして聴いた方がたぶん自然。ポリリズムを多用したミニマル色の強い曲調が主となる。ギター…

Da mind of Traxman / Traxman

ジューク/フットワークというクラブ系のジャンルで有名な人らしい。2012年。活動は長いけどアルバム出すのは初めてとのこと。クラブシーンはよくわからないが、ダブステップ流行って結構経ってるし、そろそろ飽きられて次はこの辺なのかなと、適当言ってみる…

The missing piece / Gentle giant

イギリスの5人組のプログレバンドの1977年9枚目。時流に従い脱プログレを意図したら従来のファンからそっぽを向かれ始めた時期らしい。前半が特に顕著なんだけど、フレーズ等の細かい部分で従来のGentle giantっぽさをある程度残しつつも一気に垢抜けて俗っ…

Live P.A. / Elektro guzzi

オーストリアの3人組のバンド編成での人力テクノグループのライブ盤。2011年。スタジオアルバムは未聴。 この辺の住み分けは不勉強だが、ミニマルテクノが基調にあると思う。ベースとキックが反復の主役で、ギターは音響的な色付けという役割分担。手持ちだ…