2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Octopus / Gentle giant

イギリスのプログレバンド。1972年4枚目。 初期で主に管楽器を担当してたPhil Shulmanと後期ドラムのJohn Weathersが会合する唯一のアルバム。その辺のメンバー的な事情もあってか、初期の楽器の多彩さやシュールな雰囲気と、後期の勢いの良さやドライな陽気…

Mumps, Etc. / Why?

Anticon関係のヒップホップのバンドの2012年5枚目ぐらい。ガチャガチャとにぎやかなパーカッションとインディーロック調のバンドサウンドを背景に、ゆるいラップが乗っかるいつものWhy?の音。前作『Eskimo snow』がラップ要素をほぼ完全に廃した歌物になって…

Rock action / Mogwai

ポストロックの大御所の一角。2001年3枚目。自分にとってのMogwai初体験。でも、どちらかというと異色作でMogwai入門にはあまり適当でないと思う。 全体を通して轟音成分が少なく、その轟音も荒々しさよりは壮大さに通じていて、いわゆるMogwaiらしさの薄い…

すとーりーず / Zazen boys

日本の4人組のロックバンドの2012年5枚目。久しぶりということもあり前作『Zazen boys4』の電子音路線からバンドサウンドへ思いっきり路線変更している。ちょっと、ではなくかなり捻くれ気味ではあるが印象的なリフの反復を基調としたストレートなロック。ざ…

Nucleus / Anekdoten

スウェーデンの4人組のプログレバンド。1995年2枚目。 King crimsonからの影響が強い暴力的なパートと抒情的なパートを組み合わせた陰鬱路線のプログレ。へヴィロックやグランジ、ドゥームの流れを汲んだ音圧重視のざらついた音作りをしているのが特徴的。悪…

Octahedron / The mars volta

アメリカの6人組ぐらいのロックバンドの2009年5枚目。プログレみたいなインプロ混じりの複雑でテクニカルな構成と、暑苦しいぐらい情感たっぷりな熱量を持った、良くも悪くもとにかく疲れる音楽ってのが個人的なThe mars volta像なんだけど、今作では前者が…

まちわび まちさび / クラムボン

日本の3人組のポップスバンドの2000年2枚目。矢野顕子系列の甘ったるい女性ボーカルと、ジャズの要素がチラチラと散見されるのを特徴としたポップス。それとギター不在でピアノが出張っている編成面も特徴的。これと前後の『JP』、『ドラマチック』の初期3枚…

動物の身体 / ハイスイノナサ

日本の5人組のポストロックバンド。2012年フルアルバムという位置付けでは1枚目。でも30分切っていて少しボリューム不足な気がする。 綺麗で透明感のある音作りを基調とした、ミニマルおよびニカ色の強いポストロック。女性ボーカルは加工を施しているような…

Il tempo della gioia / Quella Vecchia Locanda

イタリアのプログレバンド。1974年2枚目。 典型的なイタロって感じの熱量の高いシンフォ系統のプログレ。バイオリンの主張がわりと強く、全体的に弦楽っぽい印象を受ける。前作『Quella Vecchia Locanda』に比べ、ハードロックな激しいギターが減ってたりし…