2011-01-01から1年間の記事一覧

Jet lag / Premiata forneria marconi

イタリアの代表的なプログレバンドの5枚目ぐらい。1977年。ボーカルに続き、バイオリンも交代したこともあり、代表作とされる『Photos of ghosts』あたりとは大分異なった作風になっている印象。 とりあえずボーカルがGenesisっぽいのは前作『Chocolate king…

936 / Peaking lights

2011年発売の2枚目。Not Not Funというレーベルの中で、比較的聴きやすくて入門用に適当らしいが、十分にどろっどろのサイケデリックミュージックしている。自分にはハードルが高いというのが第一印象だったが、今ではそこそこ気に入ってる。 ダブやサイケの…

Bonjour bonshanfarm / Soft

京都のジャムバンドらしいが詳細不明。2000年。何枚目なんだろう。3曲35分。とりあえずジャケットに惹かれた。 Rovo、Stroboあたりの系統だと思うが、特に旅団に近い立ち位置だと感じた。旅団からRovoっぽさを若干量間引いて、隙間にStroboっぽさを充填した…

AH-D5000(Denon)所感

4〜6万円ぐらいの密室型ヘッドホン。この辺の価格帯でステレオミニジャックだったのでちょっとびっくり。ケーブル等にはこだわらないからどっちでもいいけど、癖がつきやすいのはいただけない。 大雑把な傾向としては低音の量感が多くて、厚め、太めの音を出…

The cosmic jokers / The cosmic jokers

初期Ash ra tempel関係のグループ1974年1枚目。プログレ、クラウトロックというよりは先鋭的なサイケ。全2曲。Klaus Schulzeも参加しているらしく、全体としてはAsh ra tempelにシンセの音が追加された印象。また、エコー処理がきついためか、全体的に宇宙っ…

Underneath the pine / Toro y moi

チルウェイブ、グローファイというジャンルの有名な人らしい。チルアウトとは別物っぽくて、エレクトロとニカのようなややこしさが嫌らしい。2nd。2011年。 Remember rememberやShogun kunitokiのようなオルガン風のキラキラした甘ったるいシンセサウンドに…

The four trees / Caspian

アメリカの4人組の轟音ポストロックバンドの1枚目。2007年。完全インスト。 Explosion in the skyあたりをよく引き合いに出されるスタンダードな暖色系の轟音。メタルっぽさは薄めな印象。次作『Tertia』に比べるとノスタルジックな側面が強く、また、全体的…

Korn / Korn

ヘビィロックとかミクスチャーとかの代表的なバンドの1994年1枚目。ドゥーム未満へヴィメタル以上程度の重くて黒い音圧過多な音楽。轟音とはまた違った感じで、静と動の緩急がきつめについている感じ。だいたい叫んでいる感情むき出しのボーカルや時々不気味…

Calista divine / Calista divine

イタリアのインストロックバンド。2011年。1枚目。メルアド提供してフリーダウンロードする配布方式。320kのMP3。Amazonよりマシだが、精神衛生上の都合でflacを所望する。 ギターは轟音や抒情的なミニマルを中心とした、ポストロック色が強い印象を受ける。…

A shared rainbow / Low in the sky

3人組の打ち込み中心のユニット。4枚目。2011年。完全インスト。アンチコン。 DoshやAliasあたりと同系列の音。強めのビートにキラキラしたシンセが印象的な、ほどほどにミニマルで少しコミカルな打ち込み。最近の流行にならって全体的に甘ったるい。最近のD…

Amputechture / The mars volta

At the drive inの解散、分裂した後どんどん複雑になっていったほうの2006年3枚目。前作よりサイケデリックになった印象。King crimsonあたりから影響を受けたっぽい、複雑な構成のもとに即興やら変拍子やらプログレっぽい感じで凄く難しいことをしている気…

Age of the fifth sun / God is an astronaut

イギリスの5人組の轟音ポストロックバンドの5枚目2010年5枚目。前作『God is an astronout』の激しく攻撃的な作風とは真逆な雰囲気に変化している。轟音はあまり主役とせず、軽めのリズム隊に憂いを含んだギターと壮大なシンセが中心となっている。全体的に…

Dorama / Yes

イギリスのメンバーが毎回変わる5人組プログレバンドの1980年10枚目。今回はボーカル、キーボードがいつもの人達からThe Bugglesの人達に変わって当時は非難轟々だったらしい。ABWHを別とすれば、これ以降のYesのアルバムで好きなのが無いため、個人的にYes…

Hollow realm / Talons

バイオリンx2を擁する6人組のインストバンド。1枚目。2010年。典型的な轟音を期待してネオシューゲコーナーでジャケ買いしたら、ジャケット詐欺にあった。 轟音ポストロックから静の要素を取り除いて、マスロックの突飛な展開及び変拍子と、メタルの暴力性を…

Tripper / Efterklang

大所帯ポストロックバンドの2004年ぐらいの1st。新作から順に遡る聴き方したけど、2ndとはそれなりに違っていて結構変化の激しいグループだと感じた。コーラスワークやホーン、ストリングス等、クラシックの要素を多分に取り入れたやたらと荘厳で分厚く、で…

Mud EP / Zucchini drive(Howler)

Zucchini driveが改名して、とりあえずの最初の音源。改名したけど元に戻ったっぽい。なので2011年4枚目。AmazonでMP3で買えるが、レーベルサイトで捨てアド使えばメーリングリスト登録と共にフリーダウンロードできるできた。ニカ、ポストロック、インディ…

In search of a meaningful moment / Shulman

2003年ぐらい。2枚目。1stがSkazi(未聴)のレーベルから出たってことだが、ShpongleやOttの方が近い感じの、民族音楽と電子音楽を混ぜた、かったるいトランス。要はアンビエントサイケ。最初は微妙に感じたが、何度か聴いてると結構気に入った。 BGM代わりに…

L-507u(Luxman)所感

試聴したときの曖昧な記憶を元にした適当な感想。比較した機種の型番はうろ覚え。 いくつか聴いた中ではあっさりした綺麗系の音で、透明感を大事にしている印象。AccuphaseのE-350やMarantzのPM-11S2に比べると、中域の厚みが抑えられてかなりスッキリした印…

Own your ghost / 13&God

ThemselvesとThe notwistのメンバーによるプロジェクトの2011年2枚目。ラップを取り入れたニカ、ポストロックな基本姿勢は変化無し。一層ロック寄りになるかと予想してたが最近のThemselvesの傾向を踏襲してか、むしろヒップホップっぽさが増した印象。全体…

G1300(Fostex)所感

【初期条件】・SE-200PCI ltd(Onkyo) -> DAC1(Benchmark ) -> L-507u(Luxman) -> G1300・初めての本格スピーカーを買った素人なので、比較対象は試聴したときの曖昧な記憶とヘッドホンのみ。・低音が極端に少なく高音過多な、細くてキンキンした感じの音を好…

Absolute II / Oneida

アメリカの5人組ぐらいのロックバンドの2011年11枚目ぐらいで3部作のラスト。いつもはクラウト、サイケデリックロックだけど今回はノイズ・アヴァンギャルド。前作『Rated O』の3枚目2曲目をアルバム1枚に拡張しましたって感じ。ビートなし、ボーカルなし、…

Cerulean / Baths

Post-Foetus(未聴)の人の別名義らしい。どちらかというとAnticonリリース、Daedelus人脈の方が興味を引きやすいというか、自分はそっちの流れで買ったアルバム。2010年。1枚目。 Flying lotus系統と思しきアブストラクトな低音強烈なビートに、甘ったるくて…

Book M / Secret chiefs 3

Trey Spruanceって人を中心とした流動的なメンバーによるインストロックバンドらしい。3枚目ぐらい。2001年頃。かなり混沌としていて、かなり好き。 民族音楽な弦楽器と、メタルなギターと、リズミカルかつ執拗な変拍子ユニゾンといった感じで、かなり独特な…

Lpto / Baron bane

スウェーデンの5人組。たぶん2枚目。2011年。ボーカルが女性な点や、メルヘンなオルガン風シンセ(?)などにより、全体的に甘い音作りをしているのが印象的。 前半はDiefenbachっぽい感じの、ダンス要素の混ざったキラキラしたポストロックっぽい作風。個人的…

Vertical ascent / Mortz Von Oswald trio

Basic Channel、Luomo、Sun Electricの3人によるプロジェクトの2009年1枚目。ミニマルなテクノで、自分は全然知らなかったがその筋では有名な人達らしい。Patterns1〜4までの4曲45分。ほぼ最初から最後まで単調なリズムに冷たく無機質なシンセが乗っかるパタ…

新月 / 新月

Hal(未聴)とSerenade(未聴)のメンバーがプログレしようと結成したらしいバンドの1979年1st。スタジオアルバムはこれのみ。和製Genesisと形容されることが多いが、個人的にはライブパフォーマンス込みでの評価であって音源だけだと極端に似ているわけでもない…

Sleeping people / Sleeping people

マスロックバンドの1枚目。完全インスト。2005年ぐらい。 ハードコアっぽい暴力性は控えめで、どちらかというと無感情な部類。アヴァンギャルドよりはミニマル重視な構成。音も軽めで、硬さや切れ味、スピード感などを重視している印象。拍の強弱がそれなり…

From the corner to the block / Galactic

アメリカの5人組ぐらいのジャムファンク系のバンドの2007年7枚目ぐらい。ボーカルの人が抜けた代わりに、ヒップホップ方面からたくさんゲストを呼んで、ラップ中心のヒップホップ色の強いアルバムになったらしい。サンプリング少なめで終始とてもファンキー…

When machines exceed human intelligence / Harmonic 313

Global communication(未聴)のメンバーのプロジェクトの一つ。1枚目。2009年。ジャケと名前で適当に選んだらGlobal communicationを聴く前にぶち当たってしまった。あまり聴かないジャンルなのでよくわからないが、デトロイトテクノを土台に様々なクラブミ…

Parades / Efterklang

デンマークの大所帯ポストロックバンドの2007年2枚目。前作からかなり変えてきたように感じる。次作もまた毛色が違っていて、変化の激しいjバンドな印象。今作はかなり良いアルバムだと思うが、壮大過ぎて聴くのにパワー必要。ストリングス、コーラス、ホー…