2009-01-01から1年間の記事一覧

Ceux du dehors / Univers zero

プログレの一派チェンバー・ロック勢の大御所Univers zeroの3枚目。ベルギー産。ベルギーといえばX-legged sallyが聴いてみたいんだが、自分の流通圏内だと気長に再発待つしかなさそう。 現代音楽、室内楽方面のクラ要素を取り入れた変拍子溺愛プログレで、…

Rated O / Oneida

アメリカのバンドOneidaの2009年10枚目ぐらいの3枚組の対策。三部作のアルバムの中の一つが三枚組になるなんて予想だにせず、なんじゃこりゃというのが第一印象。ディスク単位でわりと明確にコンセプトが決められているようで、1枚目がインダストリアルっぽ…

Tell all residents / Cavemen speak

Tell All Residentsアーティスト: Cavemen Speak出版社/メーカー: hue発売日: 2005/12/04メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る ベルギーのアンチコン系憂鬱ヒップホップ。Zucchini drive、Nomadの母体。5枚目らしい。 あくまでラップが主役だった…

Quella vecchia locanda / Quella vecchia locanda

イタリアのプログレバンドの1st。個人的には巷で評価の高い2ndよりもこっちの方が好き。 わりと攻撃的なバイオリンとフルートが最大の特徴。ギターはわりとハードロックな感じ。Jethro tullからフォーク色をごっそり間引いて、クラシックからフレーズをまん…

All iz / Zilla

All Izアーティスト: Zilla出版社/メーカー: Sci Fidelity Records発売日: 2006/09/05メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る String cheese incidentのドラムの人を中心としたユニット。SCIではあまり見られなかったテクノ、トランス…

Send in send back / The delta

X-dreamのMARCUS C. MAICHELを中心としたホラー、ダーク系サイトランスのプロジェクトのたぶん2001年2nd。X-dreamのミニマルでストイックな音をさらにバキバキに砕いてインダストリアルっぽくした感じ。トランスというと極彩色なイメージが強いんだけど、こ…

Arabesque / 是巨人

ARABESQUEアーティスト: 是巨人出版社/メーカー: インディペンデントレーベル発売日: 2004/06/20メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る 吉田達也 + 鬼怒無月 + ナスノミツルによるバンドでマスロックっぽいプログレ。吉田達也しか知…

Vicious delicious / Infected mushroom

イスラエルのトランスユニットの2007年たぶん6枚目。前作『IM the supervisor』でも要所で取り入れていたパワーメタル系(?)のメタルなギターが今作では大量に導入されている事や、ボーカル曲の比重もかなり増えた相互作用でトランスにしてはもっさり感や…

Voyage 34 the complete trip / Porcupine tree

イギリスのプログレバンドの初期のEP『Voyage 34』とそのリミックス盤のセット。2000年発売。たまにナレーションを挟むが基本インスト。有名なプログレバンドならミニマルを取り入れたPink floydだけど、さらにピンポイントで言うとAsh ra tempel(Manuel Go…

Roro / BOaT

Natsumen前身みたいなバンドBOaTの最後の作品。名盤扱いされているけれど絶賛廃盤中だったけど今どうなってるかは知らない。個人的には邦楽ポストロック方面では飛び抜けた出来で、非常に好きなアルバムの一つ。基本ゆったりしたテンポで静かに立ち上がり、…

For hero: For fool / Subtle

アメリカの6人組のグループの2006年たぶん2枚目。Themselvesの2人+αの構成からうかがえるとおりのロック色の強いヒップホップで、subtleのアルバムの中でも特にロック色が強くなっているように感じる。大まかな傾向として前半ロック、中盤ヒップホップ、後半…

歩幅と太陽 / eastern youth

日本の3人組のロックバンドの2009年13枚目ぐらい。エネルギッシュなEastern youthが戻ってきた、ような気がする。『Don Quijote』よりも前のエモ、パンクなサウンドを最近の傾向である肯定、応援をバックボーンにした歌詞と、音数を絞る減算方式のアレンジで…

http://9-9-9-9-9.com / No.9

http://9-9-9-9-9.comアーティスト: no.9出版社/メーカー: Liquid note records発売日: 2009/09/09メディア: CD購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (7件) を見る No.9の新譜。ネット連動でなんかしてるらしいが、興味ないので委細不明。 ピアノと…

Satori / Flower travellin' band

はっぴいえんど系列とはまた違った流れを汲んだ70年代の邦楽ロックの傍流となったバンドの1971年2ndでたぶん代表作。全編英詩かつRobert Plant(Led zeppelin)を意識した歌い方に、初期Black sabbathを標榜とした黒くて重くて遅いリフ、サイケデリックなギタ…

Burner / Odd Nosdam

Burnerアーティスト: Odd Nosdam出版社/メーカー: Anticon発売日: 2005/06/14メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る ClouddeadのトラックメーカーだったOdd Nosdamのソロ作。3作目らしい。 サウンドコラージュによる無秩序な集合を、…

Valentyne suite / Colosseum

Valentyne Suiteアーティスト: Colosseum出版社/メーカー: Sanctuary UK発売日: 2008/03/12メディア: CD購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る ジャズロック系のプログレバンドのたぶん2nd。 第一印象は古臭いけどカッコいい。現在の印…

Vinonaamakasio / Shogun Kunitoki

Vinonaamakasioアーティスト: Shogun Kunitoki出版社/メーカー: Fonal発売日: 2009/04/14メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る フィンランドの将軍様はミニマルとドローンに御執心な模様。2ndらしい。 やっていること自体はTracer A…

Mantis / Umphrey's mcgee

Mantis (Dig)アーティスト: Umphrey's Mcgee出版社/メーカー: Sci Fidelity Records発売日: 2009/01/20メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る プログレを中心としたロック特化型のジャムバンドUmphrey's mcgeeの新譜。 『Safety in n…

Still life / Van der graaf generator

初めて聞いたときは何が良いのかさっぱりわからなかったのに、いつの間にかプログレ勢の中でも非常に好きな部類に入っていたVdGGの後期の代表作。最初はパッとしない印象だったPeter Hammillのボーカルもストップ高が続いて今ではお気に入り。 基本的にはホ…

The last days of gravity / Younger brother

THE LAST DAYS OF GRAVITYアーティスト: YOUNGER BROTHER出版社/メーカー: TWISTED発売日: 2007/11/12メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る Simon Posford(Hallucinogen、Shpongle)とBenji Voughan(Prometheus)のユニットの2nd。後…

Circadians / Protoculture

Circadiansアーティスト: Protoculture出版社/メーカー: Nano発売日: 2006/04/10メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 南アフリカの先鋭Protocultureの2nd。朝方聴きたくなるようなさわかなトランスらしく、細かい区分だと「モーニ…

Blood / OSI

言いだしっぺはMike Portnoy(Dream theater)だったはずなのに、ピンチヒッターとして呼んだKevin Moore(Chroma key)に乗っ取られ、ついには追い出されてしまったアメリカのバンドの2009年3枚目。本作でドラムを叩いているのはPorcupine treeの人らしい。…

Chateauvallon / Chevreuil

Chateauvallonアーティスト: Chevreuil出版社/メーカー: Sick Room発売日: 2005/03/08メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る フランスのマスロック・ユニットChevreuilの2ndらしい。なんて読むのか解読していたら、いつの間にやら自…

God is an astronaut / God is an astronaut

イギリスの5人組のポストロックバンドの2009年4枚目。あまりにもメタルなジャケットにアヴァン/ポストロック棚に陳列されているのは間違いではないかと疑ったが思いっきりポストロックしてました。Explosion in the skyとかその辺と同系との轟音を、様式化し…

Hymie's basement / Hymie's basement

Why?とFog(未聴)による単発プロジェクトの2003年作。最初はガチャガチャキラキラしたへなちょこ感満載のポップスで、Why? 色が強い印象。アルバムが進むにつれて乱流から層流へ移りかわるように透明感を増しながら収束していき、徐々にBoards of canadaっぽ…

Certitudes / Present

Univers zeroの離反組を中心に結成されたらしいベルギーのプログレバンドPresentの1998年たぶん5枚目。非常に検索しにくい。クラシカルでどこか賛美的な印象と共に底冷えするような気味の悪さを強調した、いわゆるチェンバーロックになると思うけれど、標準…

Jerusalem / Sleep

アメリカの3人組のドゥームメタルバンドの1999年3枚目。Black Sabathをベースに、La Monte YoungとSteve Reichの手法をミックスさせた大胆なバンドと書くと凄く革新的に見える不思議。ヤング聴いたことないけど。音の長さを最大にして音の動きを最小にするミ…

うはーん、いつの間にかThe newdealが来日することになってるよー。しかも来週からという、チケットさえ余ってればNiceすぎるタイミングだよー。フジのDisco biscuitsも行きたいよー。ちょっと興奮してるよー。

Garden shed / England

再結成したとかしないとか耳にしつつ他にアルバムは出してるのかは知らんが、当時はこれ一枚で解散しちゃったらしいイギリスのプログレバンドの1977年作。 ボーカルとギターおよびキーボードはGenesisの、ベースとドラムおよびコーラスはYesのフォロワーのよ…

Udu wudu / Magma

フランスの大所帯のプログレバンドの1976年6枚目ぐらい。1曲目の表題曲こそ次の『Attark』を連想させる軽快な曲調だが、他の曲は重量感のあるリズム隊に悲鳴のようなシンセ、コバイア語なる怪しげなオリジナル言語を駆使した重くて暗くて不気味な儀式めいた…