Pomegranate / Astronautalis
Anticon系ヒップホップ。2008年。3枚目。詳細は知らん。
インディーロックを取り入れた脱力系のヒップホップで、声質が少し似ていることも含めてWhy?のフォロワーといった印象を受けた。ただ、こっちはヒップホップであることに自覚的というか、ヒップホップの枠を飛び出さないよう意識しながらインディーロックを取り込んでいるように感じる。
サイケでグダグダ感の強いゆるいノリで始まり、中盤あたりから若干シリアスに傾いた後、明るくキャッチーな9曲目『The trouble hunter』で一気に開放される流れ。10曲目でチルアウトして綺麗に締まるので、数分の無音を挟んだおまけっぽい曲に蛇足感を覚える。
自分の好むヒップホップ像とよく合致していることもあり、かなり好印象。