Museum of consciusness / Shpongle


 イギリスの2人組のサイビエント系のユニット。2013年5枚目。自分にとっては今年の年間べストっぽい。民族音楽とギラギラした装飾過多な感じの電子音をミックスした、けだるくサイケなトリップミュージックな基本路線は変更なし。全体的に綺麗な音が多く、神秘的な雰囲気と不気味さが際立った印象で、どちらかというとコンセプト重視の統一感の高いアルバムだと思う。その辺もあってか、民族音楽っぽさは若干抑えている代わりに2nd『Tales of ...』以来のクラ要素が入ってきたように感じる。また、女性のボーカルやスキャットの採用率が高く綺麗な一方、定番のオッサン声がほとんど無くて寂しくもある。前半は比較的派手でわかりやすく、後半は静かにトリップ感を最大化させようとした構成な印象。