Sailing the seas of cheese / Primus


 3人組の変態的でファンク色の強いオルタナ。2枚目。

 ドラムがリズムキープしつつベースが主題を乗っ取り、ギターは賑やかし担当という歪んだバランスの上で、しゃべる延長のボーカルがたまに顔を出すゴキゲンな変態さん。奔放でサイケデリックなギター、硬質的かつファンキーなドラムも結構凄いと思うんだが、スラップが常態化している手数過多なベースとにかく目立っている。なによりベース音が異常にでかい。

 ファンクっぽさやコミカルな面を多く含んでいて遊び心満載。でもサイケデリックミュージックが主体となっていてトリップ入れないと意外とかったるい。他は4thの『Tales from the punchbowl』しか知らないが、そっちに比べると重めで若干メタル入っててストイックな印象。

歌はおまけ程度とはいえ、ベースの人がボーカル兼ねてるのがちょっと信じられん。

 MS-Proがゴキゲン。

YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=r4OhIU-PmB8