2009-01-01から1年間の記事一覧

Phantasia / Lite

日本の4人組のインストロックバンドの2枚目のフルアルバム。ポストロック、マスロック系列のインストロックで、今回はLiteの中でもかなりマッチョでハードな印象。全体的に鋭角的で乾いた音が増えたのと、ベースがこんなに自己主張するバンドだったのかとい…

Gutter tactics / Dalek

正確にはaにウムラウトが付くヒップホップの人の2009年5枚目ぐらい。最大の特徴はノイズ、シューゲイザー系列の暗黒で歪んだドローンと、硬質的ながらもヒップホップとしてはかなり淡々としたリズム。後者はドローンに引っ張られてそう感じるだけなのか狙っ…

Are you Shopngled? / Shpongle

Simon Posford(Hallucinogen)とRaja Ramというトランス界の大御所によるユニットの1st。と書いてはみたものの、トランス知識ゼロなのでどんだけ凄いのかさっぱりわからん。そんなことよりジャケットの愛らしさはGentle giantの1stと双璧だと思っとります。…

Nothing lasts... But nothing is lost / Shpongle

ギラギラと悪趣味なジャケットが強烈なShpongle先生の3rd。最初は引いたが良く見ると愛嬌があってかわいらしい。音の方もジャケットから受ける印象通りの過剰装飾気味に音をガンガン突っ込んだギラギラ&ゴテゴテした印象が強い。それに伴い民俗音楽要素が減…

Tales of the Inexpressible / Shpongle

イギリスの2人組のユニットの2ndアルバム。アンビエントサイケとか言われることが多いらしいが、ざっくばらんに分類するとトランスになるみたい。一番有名なのは1stのDMTらしいが、自分は本作の1曲目『Dorset Perception』に度肝を抜かれたクチ。しょっぱな…

Live in Japan / 13 & God

Live in Japanアーティスト: 13&ゴッド出版社/メーカー: アート・ユニオン発売日: 2008/05/14メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る The notwist + Themselvesな13 & Godのライブ盤。なぜか音源は日本公演のものを使用。13 & Godは最…

Law / Cougar

アメリカのポストロックバンドの2006年1枚目。インスト。好きなんだけどこうやって感想書こうとしても文章がなかなか出てこない困ったさん。最大の特徴はインダストリアル風の金属パーカッションと、それに合わせたような硬いスネアだと思うが個性と言うには…

They missed the perfume / Disco biscuits

出張対策にK2で借りたCDの中で一番の当たりだったジャムバンドDisco biscuits。8年前のアルバムだしわりと初期の音源だと思う。 牧歌的であっけらかんとした陽気さなんかにmoe.を感じつつ、エレクトロをそれなりに取り入れていて終始ピコピコしている。かと…

Rhythms from a cosmic sky / Earthless

アメリカの3人組のサイケ、ストーナー系のバンドの2007年2枚目。全編インストでHawkwind(未聴)のフォロワー的なポジションらしい。ストーナー的な疾走感ともっさり感が共存したリズム隊のくどい反復に即興風味のサイケデリックなギターソロが永遠20分。こ…

Remember remember

Remember Rememberアーティスト: Remember Remember出版社/メーカー: Rock Action発売日: 2009/02/24メディア: CD クリック: 14回この商品を含むブログ (9件) を見る Mogwaiの前座という事以外よくわからないジャケ買いRemember rememberのたぶん今のところ…

Galapagos momentum / Upsilon acrux

アメリカのマスロック系のバンドの2007年5枚目ぐらいのアルバム。全編インスト。ツインドラム編成廃止でこれまでとは毛色が違うらしいがこれ以前の音源を聴いていないためよくわからない。キャッチーなフレーズをパッチワークのように繋ぎ合わせ、唐突かつ頻…

On little known frequencies / From monument to masses

円高のおかげでえらく安かったFrom monument to massesの新譜。 ナレーションという個性は残しつつも結構変わったなというのが第一印象。尖った部分が減って全体的に丸くなり、装飾的な要素も減り、構成も無茶な展開が少なくなり、これまでに比べると比較的…

Preteen weaponry / Oneida

アメリカの5人組ぐらいのロックバンドの2008年9枚目ぐらい。三部作の一作目で過去のメンバーとかも参加しているみたい。Can直系って感じのサイケ、クラウトロック路線の反復トリップミュージックで、トラックは3つに別れているが実際はPart1〜3まで地続きの4…

particolare#uno / Stefano Barone

particolare#unoアーティスト: STEFANO BARONE出版社/メーカー: CandyRat発売日: 2008/12/22メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る イタリアのアコギインスト奏者Stefano Baroneのたぶん1st。自分の買うアコギインスト系は基本的にMi…

Acquiring the taste / Gentle giant

イギリスの6人組(本作リリース時)のプログレバンドの1971年2枚目。初めて聴いた時に一発でノックアウトされた、個人的に思い入れのある作品。内容は多彩な楽器と凝りまくった構成を見せるシュールで繊細で気味が悪いプログレ。ロック的な要素が少なくて全体…

Chaos addiction / Strobo

日本のインストバンドの2006年3枚目ぐらい。Dragon ashのギターの人が中心人物のようだが詳細不明。人力トランス系のリズミカルなドラムに、音と音の隙間を意識した反復フレーズとほんのりサイケなギターソロを組み合わせてTortoiseとRovoの間を行ったり来た…

The lost take / Dosh

Lost Takeアーティスト: Dosh出版社/メーカー: Anticon発売日: 2006/10/17メディア: CD購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (21件) を見る FogのドラマーのソロプロジェクトDoshの何枚目か知らんがわりと新しい作品。Anticonだけどヒップホップでは…

They mean us / The ladies

They Mean Usアーティスト: Ladies出版社/メーカー: Temporary Residence発売日: 2006/02/07メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る PinbackとHellaのメンバーのユニットだがどっちも未聴でよくわからないThe ladiesの1st。音の大まか…

Zazen boys 4 / Zazen boys

日本の4人組のロックバンドの2008年4枚目。前作からの電子音導入の流れをそのまま発展した感じだが、いつも通り振れ幅が大きいのでガッツリ変わっている印象をいつも通り抱く。クラブミュージック系の曲はほとんどバンドサウンドが廃されている領域に達して…

Book of bad breaks / Thee more shallows

Book of Bad Breaksアーティスト: Thee More Shallows出版社/メーカー: Anticon発売日: 2007/04/24メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る Thee more shallowsの何枚目だかわからないアルバム。まとまった情報が見つからない。あまり聴かない感じな…

Room V / Shadow gallery

アメリカの4人組ぐらいのプログレメタルバンドの2005年5枚目。大量のコーラスと壮大なキーボードを特徴としたシンフォニックな曲調で音の軽さや臭いことを良しとしたメロディなんかにパワーメタルやNWOBHMあたりを原典にしているのかと勘繰るが、細かいこと…

Interview / Gentle giant

好きなプログレバンドが沢山ある中で一番好きだと言い切っていいんじゃないかと思しきイギリスの5人組のプログレバンドの1976年8枚目。後期Gentle giantの最後といえるアルバムで、プログレにしては短い曲の長さの中に目一杯変な要素を詰め込みつつもファン…

Fates / Erik Mongrain

Fatesアーティスト: Erik Mongrain出版社/メーカー: MVD Visual発売日: 2007/06/26メディア: CD購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る アコギインストでタッピングを多様を多用するスタイルを突き詰めていった結果、琴にたどりついたア…

In advance of the broken arm / Marnie Stern

In Advance of the Broken Armアーティスト: Marnie Stern出版社/メーカー: Kill Rock Stars発売日: 2007/02/20メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 1st。ドラムをHellaの人が叩いているらしい。Hellaは名前しか知らないけど。 癇…

Goodyear television playhouse / Zucchini drive

Cavemen speakとStacs of staminaによるユニットZucchini driveの2007年2nd。1stが1曲1プロデューサーというコンピ風だった方向性に対し、こちらはアルバム全体の統一感を重視した模様。透明感のある電子音とアコースティックの柔らかい音を多用したニカっぽ…

tinfoil on the windows / Soso

カナダのヒップホップの人の2007年3枚目。基本暗くて陰鬱でお先真っ暗だった前作『Birthday songs』から印象がそこそこ変わり、今作も基本ダウナーでかったるい根暗音楽ではあるものの、多幸感がそこそこ出ていて幾分救われた印象。ギター主体でビート感が少…

Gloria / Disillusion

ドイツのメタルバンドの2006年2nd。1st(未聴)はOpeth系プログレメタルらしいが本作でRammstein系インダストリアルに転向。ダンサンブルな音楽を目指しているのに変拍子癖が抜け切れないプログレバンドのような、ビート感の強いシンプルなリズムに、エフェ…

Raise hands high / Nathalie wise

日本の3人組のロックバンドの2004年3から4枚目で最後のアルバム。Tokyo No.1 soul setの人がメンバーにいるのとベース不在というのが特徴としてあるが、今作はそこにゲスト参加のクラムボン+ストリングスを加えた大所帯による、本来のNathalie wiseとはまた…

13 & God

13 & Godアーティスト: 13 & God出版社/メーカー: Anticon発売日: 2005/05/03メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見る ThemselvesとThe notwistによるプロジェクト。The notwist色が強いらしいけどあいにくこっちはまだ聴いてない。冷…

Melos / Cervello

イタリアのプログレバンドの1973年1枚目。Osanna系列でこれ一枚で解散した模様。イタロの中でもわりと好きなアルバム。やってることはOsannaに近く、暗黒という形容が似合うどちらかというと攻撃的な音楽で叙情性は薄い。結構エモーショナルだが、激情を発し…