Lighter / Crck/lcks
日本の5人組のポップス系バンドの2017年ミニアルバムとして2枚目。紹介文にはジャズ系の凄い人達が集まったとか書いてるけど、観測範囲が違ってて誰一人として知らんから暗号文にしか読めんという良くあるパターン。昔ならYoutube使って暗号解読しようと思ったが、すでにそんな情熱は薄れ暗号は暗号のまま放置。中身はちょっと変な事してるシティポップ系を偽装した、凄く変な事してるシティポップ系という印象。聞き流すとわりと普通に感じるけど、真剣に聴くとよくわかんないことしてそうだなコレっていう感じで、たぶん本当の凄さは理解できていないという、ベクトルは違うけどGentle giantみたいなもんかなと思った。個人的には前作『Crck/lcks』よりこっちの方が好き。
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Floa / Mammal hands
イギリスの3人組のジャズ系というか、ジャズでいいのかなコレ。ジャズ全く聴かんからわからんけどそれ系バンドの2016年2枚目。最近一番聴いてる実にけしからんアルバムで、サックス、ピアノ、ドラムというベース不在の変則編成とミニマル要素の強いジャズというのが特徴。大御所を少し聴いてピンと来ないからジャズはいいやと切り捨てたポストロックや反復好きの自分みたいなのに、ジャズも良いかもしれんと思わせたんでかなりパワーのあるアルバムだと思う。ミニマルxジャズだとCro-magnonや東京塩麹とか少しは出てくるんだけど、いずれもミニマル寄りの聴き方をしていて、ジャズ側に興味を持ったのは今作が始めてだった。なんか音柔らかいよね。
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War inside you / Storm of void
日本の二人組のインストバンドの2017年フルアルバムとしては1枚目。わりとけしからんアルバムで年間ベスト候補のようなそうでもないような。片方はenvy関連の人らしいがenvyは2枚しか持ってないからよくわからん。重めの音とそこそこのテンポでくどめにリフを反復する、ドゥームとストーナーの中間的な立ち位置に属している印象で、知ってるのだとEarthlessをストーナー色を強くした感じかなと思った。長尺曲も無く、適度にギターソロやブレイクも入り、ゲストボーカルが2曲あってアルバム全体での単調さはそれほどでもない。脳みそラリラリしなくても普通に楽しく聴けるお手軽さがあて、個人的にはこれぐらい緩い方が好みでもある。
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