フレデリズム / フレデリック

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 日本の3人組のロックバンドの2016年フルアルバムとしては1枚目。てかドラムの人脱退してたのか。色々と事情はあるんだろうけど、これまでのミニアルバムの曲も入っていて水増し感が半端ないのに『うちゅうにむちゅう』はハブられてるのが納得いかない。ヘンテコ要素を加えたダンスミュージックで、末期Gentle giantとかXTCとかModest mouseとかの邦踊るロック版みたいな印象。なのでアッパーな曲のBPMが高過ぎておっさんにはちょっと厳しいというのが本音。でも『oddloop』の時に覚悟してたほど高BPM一辺倒になってるわけでもなくて、ヘンテコ要素もしっかり残していてまだまだついていけるなと、予想外に観測候補から外れる事が無くて嬉しい誤算。ライブはチケット確保に骨が折れるようになったから数年前に1回見れただけ良しとしよう。

 

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Chalice hymnal / Grails

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 アメリカのダウナー系のインストロックバンドの2017年7枚目ぐらいのアルバム。前作『Deep politics』で知って気に入ったものの、6年ぶりの新作と若干間が空いたため関心も薄れ、予約してたのが届いてもしばらく放置。最近重い腰を上げて聴いたらやっぱり良いんだよなGrails。個人的には今作はOmと轟音抜きMogwaiを混ぜてサイケなギターを足したような感じの印象。暗くてかったるくてしんどくて儀式めいたインストなのはいつも通りだけど、前作に比べるとポストクラシカルっぽさと展開の起伏が減った代わりに、ビート感と無機質な面が強くなった印象を受ける。

 

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染まる音を確認したら / 宇宙コンビニ

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日本の3人組のポストロック系バンドの2013年1枚目。すでに解散済で残念。ハイスイノナサsora tob sakanaの中間点といった感じで、ポストロックおよびマスロックと、キャッチーなポップス要素を両立しようとした印象。とはいえ基本的にはかったるく、大衆受けするかというと首をかしげる内容のため軸足はポストロック側にあると思う。sora tob sakanaよりは圧倒的にポストロックしてるので、中間というよりはハイスイノナサ寄りかな。それとなんとなく初期Maps & Atlasesを思い出して、そっちも久しぶりに聴きたくなった。

 

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ライブの感想(2017年1月~2月19日)

過去記事の整理も終わってブログどうしようと思いつつ今週忙しかったので、最近ライブ頻度多いからその感想書き殴ればいいやという安直な発想。好きなバンドのライブは良くて当たり前なんだけど、その中の一部のバンドでアルバムがこのぐらい良いからライブもこのぐらい良いだろうという予想をぶっちぎってきて、なんじゃこりゃってなった時が個人的には一番楽しいです。具体的にはRovo、Para、toe、te'、Jizueあたり。

 

tycho(2017年1月品川ステラボール)
2017年ベストアクト候補。バンド編成ということでポストロック的な期待度が高かったけど、ここまで凄いとは思わなかった。特にドラムがやばい。また見たいすぐにでも見たい。

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