The Rotters' club / Hatfield and the north


 イギリスの大所帯のプログレバンドでカンタベリー系の定番の一つ。1975年2枚目。これとNational healthの一連の4枚が、自分の中でのカンタベリー系の基準なので、カンタベリー系の音としか形容しようがなかったりする。前作に比べると華やかで洗練されたように感じる、ファズギターとエレピが特徴的な、暖色系のフュージョン入ったロック。結構テクニカルな場面が多い気がするものの、意識して聴かないとBGMみないな感じで右から左に流れていく、とても耳当たりの良い音楽で、こんなアルバムだっていう大まかな印象はあるんだけど、フレーズとかの粒度が細かい部分の印象が、不思議とほとんどなかったりする。