Latin / Holy fuck


 カナダのロック、ニカ系のバンド。2010年3枚目。声も使っているけど基本的にはインスト。かなり好き。

 クラウトっぽさを醸し出すビート感の強いサイケ系のアルバムで、前作『LP』から大きな変化は見られない。前作に比べると、曲調の引き出しが広がったのとカタルシスを狙った曲の構成が増えたように感じられ、上品になったというか、洗練された印象を受ける。その辺の変化もあって、ピーク時のテンションは高い一方で、良くも悪くもアルバム全体ではおとなしくなったような印象を受ける。

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 http://www.youtube.com/watch?v=fd5gVwbRlvk