音楽

Ill connection / skillkills

日本の3人組のロックとヒップホップの間ぐらいのバンドの2015年4枚目。前作『Illgenic』で到達点に達してしまった感じだったためか、少し方向性を変えてきた印象を受ける。変拍子と不気味でダークな要素を好む根幹部分は変わらず、ボーカルの音量が絞られて…

When the world is wide / Ykiki beat

日本の5人組のロックバンドの2015年1枚目。最初洋楽だと思ったら日本のバンドだった。わかりやすい80年代ニューウェイブのフォロワーでとても手堅いけれど、自分はあまり聴かない方向性という印象。ただ、若手バンドでは珍しくハイレゾ音源も出してるんで後…

2015年良かったアルバム

American footballのライブに行けただけで今年は満足です。OPNとASIWYFAとskillkillsとmotorpsychoがまだ聴けてない。Dust And Disquiet / Caspianhttps://www.youtube.com/watch?v=Azwuqj7JnMI やっぱりCaspianは最高なので、来日して下さいお願いします。T…

engawa boys pentatonic punk / neco眠る

日本の4人組のインストのロックバンドの2008年1枚目。個人的にはneco眠るのアルバムの中で本作が一番好き。盆踊りとか祭囃子的な要素の入った賑やかで脱力感のあるダンサンブルなインストロック。要所に入ったピアニカがちょっとノスタルジックで印象的。ま…

Lemon tea / Nomad

ベルギーのヒップホップの人の2006年1枚目。フォーク要素の多く入ったヒップホップで、高めで線の細いボーカルの質感もあって全体的に緩くて弱々しく、ギャングスタラップの対極いみたいな印象のアルバム。ラップと普通に歌っているのが半々ぐらいで、全然ラ…

Happy / uchuu,

日本の5人組のロックバンド。2014年ミニアルバムとして2枚目。流行りの高BPMでのダンサンブルなロックで、ボーカルの声とメロディにパワーポップっぽいというか、Ellegarden系の直球でキャッチーな印象。あまり聴かない系列の音楽で良し悪しの尺度もまだ作っ…

The Rotters' club / Hatfield and the north

イギリスの大所帯のプログレバンドでカンタベリー系の定番の一つ。1975年2枚目。これとNational healthの一連の4枚が、自分の中でのカンタベリー系の基準なので、カンタベリー系の音としか形容しようがなかったりする。前作に比べると華やかで洗練されたよう…

DQS / DQS

日本の14人組のロックバンドの2015年フルアルバムとして1枚目。14人中11人がドラムというコンセプトのわかりやすいグループ。クレジットを見る限りでは1曲当たりのドラム人数は5〜6人ぐらいが平均っぽく、ドラム11人という字面から想像されるほど打楽器偏重…

Happy songs for happy people / Mogwai

スコットランドの5人組のポストロックバンド。2003年4枚目。 Mogwaiの中での綺麗系轟音としての側面がバランス良くまとまっているアルバムという印象。前作『Rock action』は綺麗さと静謐さ主体で轟音要素をほぼ排除したアルバムになっていて、一方で次作の…

Starts to think? / Sawagi

日本の4人組のインストロックバンドの2015年3枚目ぐらい。ぶっちゃけた第一印象は音悪くないかというネガティブなもので、しばらく時間経過した現時点でもその印象は変わらず。前作『Punch games』から3年近く経っている事もあり結構変わったように感じる。…

Distant satellites / Anathema

イギリスの6人組のポスト、プログレメタル系のバンドの2014年10枚目ぐらい。前作『Weather systems』もまた、たいそうけしからんアルバムだったけれど個人的には今作の方がやばい。基本的には前作と同じ、仰々しいシンフォをやる過ぎると轟音ギター的なカタ…

ナイスルーム / moccobond

日本の4人組のロックバンド。2015年2枚目のミニアルバム。良いアルバムだとは思うけど、個人的には前作『Patchwork tile』の方が好きというか、アレを超えるのは結構大変だと思う。 男女のツインボーカルでどちらも癖があり、曲調もひねくれポップス的で全体…

越冬のマーチ / mol-74

日本の3人組のロックバンド。2015年ミニアルバムとして3枚目。かなり好き。音源欲しいけどAmazonに置いてなくて入手経路でムニャムニャしてるうちに、いつの間にか全国流通盤が出ててガッツポーズ。Polarisとかキセルとかのゆったりしたポップス系で、その辺…

wall / nei

日本の4人組のポストロックバンドの2014年1枚目。基本インスト。結構好きなアルバム。歪みの少ない綺麗なギターの絡みを軸としたミニマル寄りの構築的なポストロックで、全体的にやわらかく淡々とした印象。轟音要素は薄い。個人的にはtoe、American footbal…

Songs, Ideas we forgot / toe

日本の4人組のポストロックバンドの2003年1枚目のEP。以降の作品から入り今作は後追いで聴いたためか、最初は面食らった。手数の多いドラムを主役とした技術志向のインストポストロックというのは以降と同じだけど、ざらついたギターに、力強く乾いた感じの…

X-game / Para

日本の5人組のインストロックバンドの2006年1枚目。山本誠一関係というのと、キーボード3人という偏った編成が特徴。新譜出すよ、みたいなことをライブで言ってて期待して待つことそろそろ1年。一向に音沙汰が無くて私は悲しい。単一フレーズを延々反復させ…

Anchor / Zammuto

アメリカの4人組のバンドの2014年2枚目でThe booksの人が参加。The booksとは違い、コラージュは少なめで加工したボーカルとシンセ音の目立つバンドサウンドが主体。ただ、前作『Zammuto』がにぎやかで動的なイメージが強かったのに対し今作は透明感の強い静…

Timeless Melody / N'夙川boys

日本の3人組のロックバンド。2013年5枚目ぐらい。 主に80年代の音楽を下敷きにした、キラキラした脱力系のポップスといった印象。あまり聴かない感じの曲調なんだけど、男女ツインボーカルで女声の方がキンキンしていたり、どこかふざけているようなゆさがあ…

God is good / Om

アメリカの2人組のドゥームメタルのグループの2009年4枚目。前作からメンバーが一人変わっているらしい。手持ちが1stから飛んでコレになるってのもあるけれど、それを差し引いてなお変化は大きいと思う。暗くストイックな反復と無感情なボーカルといった要素…

Layer / chikyunokiki

日本の4人組のポストロックバンド。2013年1枚目。6曲目『karabato』のパンチ力が強くて、半分それ目当てで買ったんだけど、リミックス集の2枚目を含めて全体的に結構良かった。 反復あり、轟音あり、ニカ要素ありで、インストが主体にしつつもけだるげなボー…

Angle / Elephant gym

台湾の3人組のポストロックバンドの2014年フルアルバムとしてはたぶん1枚目。インスト主体。漢字とアルファベットのみで仮名文字のないジャケットに強烈な違和感を覚える。地域が近いこともあってか、日本のマス、ポストロックに近い印象を受ける、クリーン…

oddloop / フレデリック

日本の4人組のロックバンド。2014年2枚目のミニマルバム。オワリカラとかあの辺と同系統の捻くれてて妙に不安定な気分にさせる感じのポップスという印象。ただ、前作『うちゅうにむちゅう』と違って、最初の2曲がテンポ早目のダンスロック的な要素が強く出た…

Document / あらかじめ決められた恋人たちへ

日本の4人組ぐらいのバンドの2013年6枚目ぐらい。完全インスト。ピアニカがメインという編成面がわりと個性的。ダブバンドらしいんだけど個人的にはあまりダブっぽさを感じなかった。前作までを知らないので大きく変化したアルバムなのかもしれない。轟音か…

Pyramid of the sun / Maserati

アメリカのポストロックバンド。2010年4枚目ぐらい。インスト。ドラムの人が亡くなってメンバーが変わった模様。個人的には前作の方が好き。 前作『Inventions for...』の流れを引き継いだ感じの、フレーズの反復を基本としたミニマルなインスト。シンセの導…

Tokyomelancholy / シナリオアート

日本の3人組のロックバンドの2014年2枚目ぐらい。個人的には前作『Night walking』の方が好きかな。物語調の歌詞と男女のツインボーカルと、バンドサウンドにこだわらず色々な音を詰め込んでカラフルな曲調という基本的な要素は変わらず。ただ、詞のボリュー…

Uchubunmei II / 宇宙文明

日本の3人組のサイケバンドの2014年2枚目。インスト。このまま行くと今年の新作で一番良かったアルバムになる。内容的にはキャッチーな初期Ash ra tempelって感じなんだけど、わりとビート感が強く、個人的にはEarthlessからメタル感を抜いてサイケ度マシマ…

YS / Il balletto di bronzo

イタリアの4人組ぐらいのプログレバンド。2枚目。 キーボードの音色とか、フレーズの端々にELPっぽさを感じたりしつつも、大まかな枠組みはKing crimsonっぽいような気がするインプロと暴力性の目立つプログレ。シンフォっぽかったり即興的だったりする静か…

Origins / God is an astronaut

イギリスの5人組の轟音系ポストロックバンドの2013年6枚目。今の手持ち(3枚目以降)の中では一番好きなアルバムかもしれない。打ち込みの目立つMogwaiというか、時々攻撃性になりつつ基本は綺麗系の轟音をかき鳴らっぽさのある軽いスネアの音が特徴的で、シン…

Hello / Happy

日本の5人組のサイケバンド。2014年1枚目。けしからん。 時代錯誤なジャケットから連装される通りの60〜70年代サイケを基調とした古臭いロック。全体的にキラキラしていて、底抜けに明るくて脳みそとろけてハッピーな感じ。躁に振り切ったThe doorsとか、そ…

Method of slow motion / How to count one to ten

日本のポストロックバンド。2014年たぶん3枚目。前作の方がわかりやすくて好き。 ノイズ少なめなギターによる複雑なフレーズの絡まりを主とするインストポストロック。前作『Blue building blocks』に比べると全体的に地味でおとなしくなった。シンセの音が…