American football (LP3) / American football

f:id:yu-za-mei:20190730233933p:plain
アメリカの4人組のエモ、ポストロック系のグループの2019年3枚目。継続的・精力的に活動していることもあり自分の中では初来日や2ndが出た時ほどの熱量は無くなっているかと思ったが、大好きなグループなこともあり、いざ聴いてみるとガッツリと感情に訴えかけられてなんかうわーってなって、結局アホみたいに繰り返し聴いている。基本的にはこれまでの流れを汲んだクリーントーン主体の静かで綺麗なロック。ゲストボーカルを複数加えているが歌要素は2ndよりむしろ減衰しリフレインの心地よさが強くなったように感じる。ぶっちゃけ2ndより好き。

You can dance / 東京塩麹

f:id:yu-za-mei:20181013204853p:plain

日本の8人組のミニマル系のグループの2018年2枚目。ホーンやパーカッションも交えた多人数での多彩な楽器によるインスト主体のミニマルという方向性は変化なし。ただ、今作はタイトル通りリズミカルでライブ映えしそうな曲の比重が増えたように感じるのと、冷たく硬質的になったように感じられる。今作も良いとは思うし、良し悪しというよりは好みの問題になってくるが、ぶっちゃけ個人的には前作の方が好きかな。

Black Origami / Jlin

f:id:yu-za-mei:20181008223049p:plain

アメリカのFootwork系の人の2017年2枚目。試聴してやべえってなりつつ積んでたのをやっとこ聴いて思ってた以上にやべえってなる。自分の中にあるJuke/Footworkに期待していた方向ににバッチリ合致していて聴いていて色々ドバドバしてきます。端的に言ってしまえば民族音楽要素を強く含んだ高BPMかつ複雑リズムな電子音楽で、traxmanの"Footwork on Air"を拡張しつつよりシリアスで洗練された方向に進めたような印象。正直一般受けはしないんだろうけど電子音楽民族音楽の組み合わせはかなり好きなのでもっと情報出回ってほしい。

続きを読む

天体 / Polaris

f:id:yu-za-mei:20180924162107p:plain

日本の2人組のロックバンドの2018年フルアルバムとして6枚目ぐらい。Fishmansのフォロワー的な(ベースはFishmansと同じ人だが)、ポストロック的な透明感とダブ的な浮遊感を感じるゆったりしたポップスという印象はこれまでと変わらず。ただ、再結成以降の傾向として感じていたコンパクトな曲を中心とした構成や、いくつかの曲でビート感の強い(Polarisにしては)BPMの高い曲が混ざってきていた部分が、イマイチ消化不良で当たり外れあるなと感じてたのが今作にはなく、曲単位でなくアルバム通して聴きたい感じになっているので、その辺がようやっとなじんできたのかなという印象。

続きを読む