alight ep / sora tob sakana

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日本の4人組のポストロック系アイドルの2018年2枚目のミニアルバム。ハイスイノナサ関係。最初の2曲が音数増えてマスロック感が強くなったのと、基本ふわっふわしてたこれまでに比べてシリアスで冷たい感じがあって新境地に到達した感がある。でも音質は前作『cocoon ep』よりマシな気がするけど、相変わらずハイレゾかと疑う程度には悪い気がする。sora tob sakanaもいいけどハイスイノナサの新作もと言いたいけど、正直諦めつつある。

Maledetti / Area

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イタリアのプログレバンドの1976年4枚目。たくさんのゲストを迎えても、やってる事はテンションの高いジャズロックとノイズ含んだ実験音楽であることには変わらない印象。いきなりバッハの曲が差し込まれたりされる点も含め実験的な要素が多く、前半はわりとキャッチーな構成をしてるのもあって、Areaの中では2枚目『Caution Radiation Area』に近いアルバムと思う。ただ、ノイズ要素の強い2枚目に対して今作はアヴァンギャルドな要素が出ている印象なので、そういう意味では大きく変わってるとも言えるのかな。どちらにせよキャッチーなAreaが好きなので『Crac!』聴きます。

カンバセイション / 左右

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日本の2人組のロックバンドの2017年2枚目のミニアルバム。わりとけしからん。ベースの人がドラム(キックだけ)を兼任することで音の種類的には2.5人相当かつリズムも変則的で凝っている。でも音数はがっつり絞ってスッカスカ。しかもギターはペロペロと安っぽく、歌詞も記号的で繰り返しの目立つとってもミニマルかつチープな作りをしたアルバム。でもそれがたまらない。探せば結構ありそうと感じつつもあまり開拓できていない感じで、手持ちだとnhhmbaseやcontiあたりに近い系統という印象。

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The endless shimmering / And so I watch you from afar

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北アイルランドの4人組のポストロックバンドの2017年6枚目。かなり好き。アルバムを重ねる毎にキンキンキラキラした軽くインスタントな印象が強くなる流れがあまり好きじゃないのと、最高にダサいジャケットの相乗効果により下がり切った期待値を見事に裏切ってくれました。やったー。硬質さとキンキンした感じの金属的な印象を持ちつつも両極端なギターの音作りの使い分けと、反復がくどくてかったるくなりつつも盛り上がりがわかりやすい構成をしていて、3枚目『Gangs』の辺りに回帰した印象。それに加えて今作は曲毎の繋がりがシームレスでコンセプト作っぽく感じられ(未確認)、スケール感が大きいのと微妙にプログレっぽくなった気がする。