geo / loqto

日本の3人組のマスロックバンドの2018年フルアルバムとしてたぶん1枚目。全編インスト。煩雑なリズムと唐突な曲調の変化と、たぶんタッピング主体のピロピロとしたギターの音作りをした、自分が持っているマスロックのイメージをだいたい網羅した感じのアルバム。マスロックは個人的になんか凄い事してるなと思いつつも全然頭に入ってこないので苦手意識があるんだけど、loqtoは時々ポストロックっぽくなる事があって比較的抵抗が少ない。まあ普通にポストロック聴けばいいやとなるんで、ぶっちゃけそんなに聴き込まないだろうなとは思う。

Dark web / Giant claw

アメリカの人のプロジェクトの2015年1枚目。かなりけしからんアルバムと思います。OPN x Prins x Juke/Footworkという煽りに嘘やんと思いながらも内心期待しながら試聴したらマジだったのでガッツポーズ。尚Prinsは未聴なのでR&B的な歌心と想像。内容手的には煽り文句通りというか、OPN的な綺麗な音作りにJuke/Footworkを彷彿させるビート感、両者に共通するコラージュ感に、ボーカルサンプリングも多めに取り入れたニカって印象。ヴェイパーウェイブらしいがよくわからないです。

互いの宇宙 / Jyocho

日本のギタリストのプロジェクトの2018年1枚目のシングル。プロジェクトと言いつつメンバーは前作"碧い家で僕ら暮らす"と同じ5人で編成的にはフルートが特徴的。内容的にはポストロック、マスロック要素とポップス要素の境界線上にある感じから変化なく、相変わらずキャッチーさとわけのわからなさが同居している印象。4曲18分なのでシングルにしてはボリュームある方じゃないかと思うが、どうしても若干の物足りなさはあるというか、アルバムを出してほしかったと思ってしまう。

Black heaven / Earthless

アメリカの3人組のサイケ、メタル系ロックバンドの2018年4枚目。3枚目飛ばしてるので経過がわからないが、端的にいってしまえば何ボーカル曲大量投入してるんだという不満。初期Gov't muleやFlower travellin' bandをテンポ速くしたみたいで別に悪くは無いとは思うけど。でもこんなのEarthlessには求めていないんだよと思ってしまう。まあ、単に自分が彼らに求めているものと彼らがやりたいことに剥離が顕著に出てしまい、アルバム自体の好き嫌いに大きくバイアスかかっちゃってるというだけです。音楽性が変化していく事自体には肯定的。でもやっぱインストパートは意識割いてるのにボーカルは流してる自分がいるんだよな。