Nikki nack / tUnE-yArDs

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アメリカのMerrill Garbusの個人プロジェクトの2014年3枚目。評判の良かっ

たっぽい2ndの開放的でオーガニックな路線を延長するかと思ったら、ローファイ色の強かった1stに少し立ち戻り、結果、隙間を埋める中間的なアルバムになった印象。パーカッションを主体としたリズムを重視した曲作りはより顕著になったけど、どことなく内向きになって派手さが減ったように感じる。個人的にはわかりやすく陽性なアルバムだった前作の方が好み。

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Spinal Reflex / Aureole

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 日本の6人組のロックバンドの2015年4枚目かつ最後のアルバム。残念ながら知った時には解散済だった。編成にフルート(シンセ兼任)とビブラフォンが入っているのが特徴的なポストロック寄りの頭でっかちなロック。ただし基本的にボーカル入りのため、ポストロック側から見るとかなりキャッチー。軽快な曲調や、ビブラフォンが音的に結構主張してることもあって、The mercury programにボーカルを入れたらこんな感じなのかなという印象を受ける。

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A7PHA / A7PHA

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 Doesone(Themselves他)とMestizo(未聴)の2人組によるプロジェクト。2017年1枚目。最近のDoseone参加プロジェクトであるNevermenではラップ色が薄かった反動か、こちらは全編通してラップ主体でヒップホップ色が強くなっている。キラキラとした要素も控えめで全体的にダークな感じで初期Themselvesからサイケ要素を抜いたような印象。個人的な嗜好で言えばヒップホップに寄り過ぎているのでNevermenの方が好みではあるけれど、こちらもかなり好きなアルバム。それと一番カッコイイ「99 point static」がYoutubeに無いのはいかんと思います。

 

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triology / クラムボン

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 日本の3人組のロック、ポップスバンドの2015年9枚目ぐらい。ニカ、ポストロックを通過してかったるさを感じつつも根底は綺麗なポップスなのは相も変わらず。ただ、前作から少し間が空いた影響か、より派手でキャッチーな方向に少し舵を切っていて、4th『id』以降のクラムボンが3rd『ドラマチック』のようなアルバムを作ったらこんな感じになるのかなと思った。煌びやかで入りやすいけど飽きやすく、かつちょっととっちらかってるような印象。アルバム単位というよりは曲単位で聴く感じかなと思った。