Nikki nack / tUnE-yArDs
アメリカのMerrill Garbusの個人プロジェクトの2014年3枚目。評判の良かっ
たっぽい2ndの開放的でオーガニックな路線を延長するかと思ったら、ローファイ色の強かった1stに少し立ち戻り、結果、隙間を埋める中間的なアルバムになった印象。パーカッションを主体としたリズムを重視した曲作りはより顕著になったけど、どことなく内向きになって派手さが減ったように感じる。個人的にはわかりやすく陽性なアルバムだった前作の方が好み。
続きを読むA7PHA / A7PHA
Doesone(Themselves他)とMestizo(未聴)の2人組によるプロジェクト。2017年1枚目。最近のDoseone参加プロジェクトであるNevermenではラップ色が薄かった反動か、こちらは全編通してラップ主体でヒップホップ色が強くなっている。キラキラとした要素も控えめで全体的にダークな感じで初期Themselvesからサイケ要素を抜いたような印象。個人的な嗜好で言えばヒップホップに寄り過ぎているのでNevermenの方が好みではあるけれど、こちらもかなり好きなアルバム。それと一番カッコイイ「99 point static」がYoutubeに無いのはいかんと思います。
続きを読む
triology / クラムボン
日本の3人組のロック、ポップスバンドの2015年9枚目ぐらい。ニカ、ポストロックを通過してかったるさを感じつつも根底は綺麗なポップスなのは相も変わらず。ただ、前作から少し間が空いた影響か、より派手でキャッチーな方向に少し舵を切っていて、4th『id』以降のクラムボンが3rd『ドラマチック』のようなアルバムを作ったらこんな感じになるのかなと思った。煌びやかで入りやすいけど飽きやすく、かつちょっととっちらかってるような印象。アルバム単位というよりは曲単位で聴く感じかなと思った。