Lemon tea / Nomad
ベルギーのヒップホップの人の2006年1枚目。フォーク要素の多く入ったヒップホップで、高めで線の細いボーカルの質感もあって全体的に緩くて弱々しく、ギャングスタラップの対極いみたいな印象のアルバム。ラップと普通に歌っているのが半々ぐらいで、全然ラップが無くて残念な事になっていた次作『Cats and babies』に比べると求めていたものに十分合致している本作の方が好き。12曲27分と曲の一つ一つが短くわりとあっさりとした印象。暗くてだるいんでこれぐらいの長さで丁度良いのかもしれない。
Happy / uchuu,
日本の5人組のロックバンド。2014年ミニアルバムとして2枚目。流行りの高BPMでのダンサンブルなロックで、ボーカルの声とメロディにパワーポップっぽいというか、Ellegarden系の直球でキャッチーな印象。あまり聴かない系列の音楽で良し悪しの尺度もまだ作っている段階というのが正直な所。手数の多いドラムや浮遊感のあるシンセ等のが特徴的で、個人的にはこれぐらいのバランスが好みなんだけど、この手の音としてはトリップ音楽的な要素が強い気がする。4月に新譜出すみたいなので、追いかけてみようかと思えるぐらいには結構繰り返し聴いているアルバム。