Fear of a blank planet / Porcupine tree


 イギリスの4人組のプログレバンドの2007年9枚目ぐらい。コンセプトアルバムらしい。サイケ、プログレメタル色が強めの重くて暗黒な感じのプログレで、前作『Dead wing』から大きな方針変換はされてない模様。ただ今作ではあまり外側に発散することなく、終始内向きの暗くて退廃的な印象を受ける。また、サイケの要素が前面に出ていて若干とっつきにくい気もする。全体で一つのテーマを持っていることもあり、良く言えば統一感があり悪く言えば単調。また、後半に進むにつれて陶酔感が強まり後戻りできないような、なんというかやってしまった感が強くなる印象。個人的には収録時間が1時間切ってくれたのが行幸で、それほどかったるさは感じなかった。