tres / Mouse on the keys

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日本の3人組のポストロック系のグループの2018年フルアルバムとしては3枚目。ピアノ2ドラム1の変則的な編成で基本インスト。でも今作はゲスト多めで曲によってボーカルやギター、ホーンが入ったりで音の種類的な寂しさは感じない。一部疾走感のあるテクニカルな楽曲もあるが全体的に静かな印象が強く、ここ最近の流行りと感じているソウル周辺の影響を受けているような印象。ぶっちゃけMouse on the keysまともに聴き始めたの最近なので、前作ミニアルバムの『Out of body』も含めて想像してたより大人しいというか静謐な印象を受けて驚いている。

Slowdive / Slowdive

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イギリスの5人組ぐらいのシューゲイザー系として代表的なバンドの2017年5枚目。再結成後の22年ぶりの新作ということでファンにはたまらないだろうなと思いつつも、これが初めてのSlowdiveでシューゲもそんな好きじゃない自分にはまあ、うん、正直よくわからん。けだるげで暗いのにどこか甘ったるい雰囲気とかき鳴らされるギターノイズに支配されながらも、基本的に一定のキャッチーさと聴きやすさが担保されてて良質なシューゲだなとは思うし、たまに聴こうかなとなるから、たぶん良いアルバムなんだとは思う。

Kabo wabo / Sawagi

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日本の4人組のインストロックバンドの2018年4枚目ぐらい。正直前作『Starts to think』が微妙だったので期待値が低かったが、良い意味で裏切られてとても満足。2枚目はキラキラしたシンセ、3枚目はハードなロックと、アルバムを出す毎にかなりカラーが変わるバンドで今回はジャズファンク方面に大きく舵を切った印象。個人的にはtoconomaをファンク要素の強くしたような感じだと思った。音的には地味になった一方で、ビートが強調されてダンスミュージックとしての純度が上がった印象。

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Atom heart mother / Pink floyd

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イギリスの当時5人組のプログレバンドの1970年5枚目。プログレとしてはかなり有名なアルバムの一つで、自分にとって初めてのPink floydだったこともあり結構好きなアルバム。とはいえ20分超えの表題曲で管弦楽やコーラス等のオケ要素を大きく取り入れており、サイケからブルースへ移っていったPink floydの中では比較的派手で壮大な印象があって、実は異色作なんじゃないかなと個人的には思ってたりもする。それでも基本はかったるい事もあって初めて聴いた当時は正直よくわからなかったです。