Symphony / Homecomings

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日本のポップス・ロックバンドの2017年作の何枚目かよくわからんミニアルバム。1個前の『Sale of broken dreams』がちょっとだれたので個人的にはこれ系はこれぐらいの長さが好み。シティポップ的なおしゃれさと70年代サイケっぽい気がするけだるさが混ざったゆるっと聴くバンドという印象。個人的にはYogee new waves(未聴)やDYGL(未聴)と同系統かつシティポップ側に軸足を置いているという認識。ただ頻繁に聴く系統じゃないから正直よくわからん。後は透明感のある女性ボーカルと全編英詞あたりが特徴かなと思いつつ、日本語だろうが歌詞聴いてない自分には語感が良ければ何でもいいので、後者はどうでもよかったりする。

 

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American football / American football

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アメリカのエモ・ポストロック系バンドの1999年1枚目で、自分のポストロックの原風景。自分が手にしたのは2005年頃ぐらいだったけど、当時はOwenが在籍していたバンド程度の扱いだったのがいつの間にかエモの金字塔扱いになっていて困惑したと、どうでもいい昔話。クリーントーンのギターのアルペジオが心地よくてちょっとドラムの主張が激しい、いかにもなポストロック。ただ、キンセラ兄弟関連の中でもかなり素直な印象のアルバムで、ポストロックとして見てもボーカル要素が強くてかなりキャッチー。エモは詳しくないからそっち視点だとどう見えるのかは知らん。

 

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Factory / 東京塩麹

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 日本の8人組のミニマル系のユニットの2017年フルアルバムとして1枚目。ototoyの記事で目についてYoutubeで視聴して、実にけしからんと即座にハイレゾ買って音源垂れ流し、これは定点観測せなあかんとメモを取る。つまり年間ベスト候補。ジャズよりの人力ミニマルとの触れ込みらしいが、Mammal hands(CD届くの待ち)等に比べるとかなりミニマル側に軸足を置いている印象。そこそこ大所帯なこともあり通常のロック編成の楽器の他に、ストリングスや木管楽器等も混ざって、打楽器的な音作り多めでにぎやかにガチャガチャとミニマルしている。また組曲形式のもあるが、基本5分以内でコンパクトにまとまっているので、ミニマル主体としてもかなりキャッチーで入りやすい部類になっている印象。

 

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Newtown / Toconoma

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 日本の4人組のインストバンドの2017年3枚目。元々はJizueやBohemianvoodoo等と同系統のジャズ要素を取り入れたインストバンドって感じだったけど、作品を重ねる毎にビート感の強いダンスミュージック的な側面が強くなってきて、それらとは剥離してきた印象。また、一部の曲でいかにもな電子音を取り入れていたり元から主張強めだったベースが一際目立ってたりと、停滞感や唐突感が無い程度に上手に変化を続けていて期待通りのアルバムでした。でも『vermelho do sol』や『relive』級にパンチの効いた曲が無くて少し地味な印象を受ける。

 

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