Uzed / Univers zero
ベルギーの5人組ぐらいのチェンバー系プログレバンド。1984年4枚目。基本ギター不在で代わりに弦楽器とクラリネット(たぶん)が参加していることもあり室内楽っぽさが強いインスト。
とりあえず聴き手にホラー映画的な気味の悪さを想起させようとしているような暗くて黒くて不気味なプログレ。個人的にはKing crimsonやMagmaなどのお仲間という印象だが、その辺と比べると重量感やカタルシスは少なめで、どちらかというと綺麗で無感情な印象。
前作『Ceux du dehors』までと比べると大分ロックに寄りなったというか、様式化されたように感じられ、聴きやすくなった一方で不気味さは薄れてしまった気がする。
それとバスーンがいないのが悲しい。