Don Quijote / Eastern youth


 日本の3人組のエモ系列のロックバンド。2004年10枚目ぐらい。eastern youtheの中でも大きな転換点になっているアルバムだと思う。

 ノスタルジックな情感を想起させるメロディと、感情的にかき鳴らすギターを特徴としたロック。ギターが轟音担当な事もあってか、ベースがメロディアスで前に出ている印象。前作『其処カラ何ガ見エルカ』までにあった暗さや攻撃性がごっそりと削られていて、明るくなったというか垢抜けたように感じる。また、疾走感のある曲が減って少し落ち着いた一方、轟音による静と動の緩急がより印象に残るようになったと思う。

してることは大きくは変わってないのに凄く変化しているように感じられて、初めて聴いたときは驚いた。最初は戸惑ったものの、今ではかなり好きなアルバム。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=Z1mrKScseXI