Waking season / Caspian


 アメリカの5人組の轟音ポストロックバンド。2012年3枚目。

 ゆったりしたテンポを基調に、静かな曲調から徐々に轟音へと転回していく形式のよくある轟音ポストロック。前作『Tertia』は爆発してる動のパートの印象が強かったんだけど、本作は静かな部分がわりと強く印象に残り、Caspianにしては抒情性やノスタルジックな面が強く出たアルバムだと思う。

 また、シンセの使用頻度が増えていて、全体的に音が華やかで暖色よりになったように感じる。個人的にはところどころSigur rosっぽいと思ったりもした。

 どちらかというと前半は明るく壮大で、後半は暗く荘厳な印象。個人的には多幸感を感じられる前半の方が好き。

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 http://www.youtube.com/watch?v=KISx8cXHnuQ