Vaccine / Younger brother
アンビエントサイケのユニットの新作。3枚目。Simon Posfordがらみで一番好きなので、継続して活動してくれるのが本当に嬉しい。何の気なしにメンバーを調べるとDisco biscuits、Brothers past、Benevento Russo duoとジャムバンド方面のちょっとしたオールスター状態でびっくり。
前作にあったプログレ要素は消え、バンドサウンド自体はさらに色濃くなり、退廃的でちょっとサイケなポストロックバンドみたいな状態。特に前半で顕著で、微妙にRadioheadっぽいけだるげなボーカルが前面に出ていることもあり、これまでになくポップな印象。後半はアンビエントサイケ要素が増して、不気味さと怪しさがググッと増大する。これまでのYounger brotherっぽくてこちらもたまらない。
電子音を多用しているが、ニカでなくサイトランスがルーツにあるため、ポストロック的な綺麗で透明感のあるバンドサウンドとの混ざり方が独特に聴こえる。透明感とギラツキが共存していてかなり好み。
期待値すごく高かったんだけど、期待通りで大満足。
SA5000orT1で聴くのが好き。