The kindness of strangers / Spock's beard


 アメリカのプログレ。3枚目。1998年。

 90年代っぽいわかりやすくキャッチーなアメリカン・ロックが土台にあり、ボーカルの比重が高くメロディもキャッチーで聴きやすい印象。そこにプログレっぽさが混ざり込むわけで、Genesisな部分も結構多いんだけど、それ以上にGentle giantっぽさが際立っているように感じる。ただ、肩透かしが少なく構成も素直に盛り上げることが多く、マクロな印象ではGentle giantとは差があるのが面白い。

 他は1stの『The light』しか知らないけれど、そっちに比べるとプログレ色が薄まり重々しさが抜けて、肩の力が抜けたような印象。また、アコギの比重が増えて抒情的になり、歌の比重も上がったように感じる。

 ベースが好き。D5000かMS-Proで聴くのが比較的好み。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=hMjJVqCOWpI