Quella vecchia locanda / Quella vecchia locanda


 イタリアのプログレバンドの1st。個人的には巷で評価の高い2ndよりもこっちの方が好き。

 わりと攻撃的なバイオリンとフルートが最大の特徴。ギターはわりとハードロックな感じ。Jethro tullからフォーク色をごっそり間引いて、クラシックからフレーズをまんま引っ張ってきてそうな、いかにもなシンフォサウンドの衣をまとい、イタロらしい情熱と土臭さでカラッと仕上げればいっちょあがり。

 次作『Il tempo della gioia』に比べるとロック色が強く、勢いにまかせている印象を受ける。また、あまり融合することなく、シンフォとロックとの間に斥力のようなものが働き、互いに分離したままの状態で共存しているように感じる。そのわりにぶつ切り感は少なく、巧みな構成をしていると思う。

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 http://www.youtube.com/watch?v=759xI0oB9qU