Tales of the Inexpressible / Shpongle

TALES OF THE INEXPRESSIBLE

TALES OF THE INEXPRESSIBLE

 みんな大好きShpongleの2ndアルバム。アンビエントサイケとか言われることが多いらしいが、ざっくばらんに分類するとトランスになるみたい。

 Shpongleといえば1stのDMTが有名らしいが、自分は本作の1曲目『Dorset Perception』に度肝を抜かれたクチ。しょっぱなのスパニッシュギターのラテンフレーズから民族楽器パーカッション→ジャジーなコンバス→人力トランス風ドラミング→まさかの口タブラという破天荒な組み合わせに驚き、なのに全く違和感無く繋がっている構成で二重にショッキング! DoseOne(Subtle, 13&God, Themselves)ブームに終止符が打たれるのであった。

 民俗音楽とアンビエント要素の強いトランスというのが基本的なスタイルで、本作は特にスパニッシュ、ラテン系の要素が強く出ている点、わりとシンフォニックなハッタリが効いている点、不気味さは控えめで透明感や清涼感が感じられるのが特徴だと思う。それと荒唐無稽な組み合わせによる音世界の広がりがShpongle作品の中でも抜きん出ている気がする。

 5年以上前の作品なんだけど、自分の音楽の世界をまた一つ拡げてくれたアルバムで、リアルタイムで聴いていたら理解不能だっただろうし、今出会えて良かったと思えるアルバム。

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 http://www.myspace.com/therealshpongle