Lemon tea / Nomad


 ベルギーのヒップホップの人の2006年1枚目。フォーク要素の多く入ったヒップホップで、高めで線の細いボーカルの質感もあって全体的に緩くて弱々しく、ギャングスタラップの対極いみたいな印象のアルバム。ラップと普通に歌っているのが半々ぐらいで、全然ラップが無くて残念な事になっていた次作『Cats and babies』に比べると求めていたものに十分合致している本作の方が好き。12曲27分と曲の一つ一つが短くわりとあっさりとした印象。暗くてだるいんでこれぐらいの長さで丁度良いのかもしれない。