DQS / DQS


 日本の14人組のロックバンドの2015年フルアルバムとして1枚目。14人中11人がドラムというコンセプトのわかりやすいグループ。クレジットを見る限りでは1曲当たりのドラム人数は5〜6人ぐらいが平均っぽく、ドラム11人という字面から想像されるほど打楽器偏重ではない。全体的にはビート感の強いデジタルロックで、ボーカル曲も多く曲自体は結構キャッチーな印象。その中でドラムだけ無駄に音数が多くなっているのが個性ではあるけれど、スタジオ音源ということでバランスを取っているせいか、ぶっちゃけtoeRovoとかの方がその辺は極端だと思う。曲自体は結構好きなのでガッカリ感は無いけれど。この手のバンドはライブだと全然印象違ったりするというか、そっちが本命だと思うんだけど、編成的な問題でライブを簡単に行えないというジレンマ。