X-game / Para


 日本の5人組のインストロックバンドの2006年1枚目。山本誠一関係というのと、キーボード3人という偏った編成が特徴。新譜出すよ、みたいなことをライブで言ってて期待して待つことそろそろ1年。一向に音沙汰が無くて私は悲しい。単一フレーズを延々反復させつつ、テンポをいじったり、ポリリズムで攻めてみたり、ループサンプリングのように取り扱って音響的な要素を強くしたりと、あの手この手で膨らませる事を主題としたアルバム。反復が土台にあるため、長尺の曲が中心というか、全4曲で全部10分越え。M6『Arabesque』みたいな例外もあるけれど、Rovoよりもテクノ寄りで淡々としている印象。次作『Curriculum』に比べると、リズム面の意味不明さがまだ少なめで、手探りしてる感じがある。