L'araignee mal / Atoll


 フランスの5人組ぐらいのプログレバンドの1975年2枚目。 前半と後半で結構温度差があり、前半はジャズやフュージョンからの影響を受けた、技術志向が強く即興的なソロパートを繋いでいく構成と、攻撃的なバイオリンを擁した編成を特徴としたインストが中心。個人的にはカンタベリーにMahavishnu orchestraっぽさを少し足したような印象を受けた。後半は組曲ということもあってか、幻想的で不気味な雰囲気を持ったシンフォっぽい曲調となる。個人的には前半の方が好み。ただ、手持ちのはちょっと音質悪い気がするのが残念。