1001°centigrades / Magma


 フランスのジャズロック系のプログレバンド。1971年2枚目。

 Zao組と合流していた時期のアルバムらしく、ジャズっぽい要素が強い印象。また、全3曲と曲の肥大化の兆候がはっきり見てとれる。1曲目は以降の重量感のある反復や儀式めいた不気味さ、強く主張するベース等の以降のMagma作品に通じる部分が多い印象。一方で、多用するホーンセクションや軽快さなどの、以降の作品では薄くなった要素も適度に見られて、かなりお気に入り。

 1曲目以外は、ジャズロックっぽさがより顕著で、即興的な演奏を挟んだり、メロウな曲調になったりと、らしくないと感じる部分も多い。悪くはないけど期待しているのとは少し違うというのが本音。

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 http://www.youtube.com/watch?v=JhAJg-AMAcI