This is our science / Astronautalis


 インディロック色の強いラップ。2011年4枚目。個人的にはかなり当たりだった。

 前作『Pomegranate』はwhy?路線の開放的で力の抜けた感じのキラキラしたアルバムだったが、大分傾向が変わっている。どちらかというと暗くシリアスで、激情をぶつけるようなラップが目立つ内向きな作風になり、轟音やニカの要素が増えているように感じる。手持ちの中だと13&GodやZucchini driveあたりに近いと思うが、それらよりはラップが多くて、ヒップホップっぽさは強めな印象。

 40分切っていて若干短めの内容。だいたいずっと暗めで悲観的なんだけど、終盤で少しだけ救いを持ってくる、この手のアルバムでよくある構成。

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 http://www.youtube.com/watch?v=PbnumphZdPE