Pawn harts / Van der graaf generator


 イギリスのプログレバンド。1971年4枚目。Robert Fripp(King crimson)がゲスト参加らしい。

 70年代プログレの中でも特にエモーショナルなバンドで、それが特徴だと思ってるんだけど、今作はそれに加えて攻撃的、暴力的な印象が強い。King crimsonの影響だろうか。また、唐突かつ煩雑に展開する場面が多く、全体的にアヴァンギャルドな印象が強い。個人的には若干とっつきにくいアルバムで、身も蓋もない言い方をすれば他の作品の方が好きだったりする。

 10分2曲+20分1曲の全3曲の大曲志向の際立った構成に、唐突かつめまぐるしく変化する展開等、VdGGの中でもプログレ色の強いアルバムだと思う。ただ、展開が激しいので、スケール感は他のアルバムの方が大きい気がする。

 YouTube 
 http://www.youtube.com/watch?v=_Earfbot_uI