For long tomorrow / toe


 日本のポストロックバンドの2枚目。2009年。

 前作同様、他の楽器との兼ね合いとか無視した、手数過多なドラムが主役の抒情的なインスト。今回はちょこちょこゲストのボーカルが参加したり、いろんな楽器の音を取り入れてるのが、ありがちだが大きな変更点。

 似たような曲調が続き、中だるみしがちだった前作『Book about...』に比べ、音色、曲調ともに多彩になり、前作より12分も長いのにだれ難くなった気がする。また、全体的にミニマルさ、生楽器系ニカな感じが増したように感じる。その辺の影響もあって、曲単位の印象は薄くなり、全体的に地味になった印象。でも個人的には前作よりも好みな感じ。

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 http://www.youtube.com/watch?v=xq4bzKBOVag