Turning down water for air / James Yuill
イギリスのフォークトロニカ系の人の2枚目。2007年。7曲目『No Surprise』のPVを見て気に入ったんだが、ピーク地点を構成する曲だったため、アルバム全体では思ったより大人しい印象だった。
個人的にはダンスミュージックからも一杯影響を受けたTunngといった印象。The go findあたりも少し連想する。アコギと乾いたボーカルによる素朴なフォークに、キラキラした電子音で色付けしている。時々女性のコーラスが参加する点、ミニマルなフレーズが若干目立つのと、キックを強調したダンサンブルなリズムが特徴的。
基本落ち着いているというか、淡々とした雰囲気なんだけど、ミニマルなトリップによる高揚感を訴求する要素も多く。テンションの振り幅が意外と大きい印象。