Narcissus goes to the moon / Visible window


 カナダのプログレバンドのたぶん4枚目。1996年。プログレとしては奇抜なジャケットとは裏腹に、王道的なシンフォサウンドを展開する。いわゆるジャケット詐欺。

 The flower kingsからの影響を強く感じるシンフォ系。ボーカルが低めで太目の、ベクトルとしてはJohn Wetton(King crimosn)な歌い方で、演奏もそれなりにヘビィだったりと、全体的に骨太な印象を受ける。ゴリゴリと主張したベースと、要所で挿入されるフルートが印象的。

 ボーカルの比重が強めで、テクニカルに二転三転させるより、ゆったりとスケール感を大きさを演出することが多く、後半になるほどそれが顕著になる構成。1時間越えで、中盤ちょっとだれるが、結構好きなアルバム。

 MS-Pro、HD650が好み。
 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=IkInfeiHGmE