Long distance calling / Long distance calling
ドイツのポストメタル(?)バンドのたぶん3枚目。基本インスト。
轟音ポストロックをメタルの音でやったらこんな風になりましたって感じの曲調が全体の半分程度。残りはメタルだったりプログレメタルだったりポストロックだったり。
煌びやかな多幸感と浮遊感を伴ったポストロック系の音と、暗くて重くて沈み込むようなメタルな音が、あんまり綺麗に混ざることなく綱引きをしているような印象。様式的で感情があまり見えないこともあり、手持ちだとGod is an astronautのメタル色を強くしたような感じに近い気がする。
Mogwai系の静と動の対比の強調と、プログレ的な場面転換の両方を多用しているのが珍しかった。個人的にはスケール感が弱くなって中途半端感じられて微妙ではあったが。
T1が好み。HD650が残念に聴こえたのが意外だった。