Turning dragons / Clark
Warp関係。ニカ方面の人の4枚目。他は未聴だけど、ハードテクノ方面へのアプローチが増えて前作からずいぶん様変わりしたらしい。
この辺はあまり好んで聴かないためよくわからないけど、Boys noizeとScubaの間に滑り込むようなポジションで、手持ちではThe deltaが最も近いと思う。最初こそボーカルが入っているのも手伝って派手でキャッチーに聞こえるが、中盤あたりから硬くて太いリズムに音響的なウワモノが乗っかる形が常態化していき、ダブステップやミニマルテクノっぽさが増していく。全体では意外とストイックな作りだと感じた。
全編通して黒い色彩感覚で統一されていて、引き出しの多さのわりには単調に聴こえる。音が太いためか機械的な無機質さといった方面が強く出ていて、ネガティブな暗さといったものはあまり感じられない印象。