dna ep / Aucan


 全5曲35分のEP。でも最後の曲が15分の環境音楽なので4曲20分な気分。その4曲は全てMySpaceで聴けるという現実。一部にアレンジ違いがあるけれど。

 初期Battlesをモッサリかつパワフルにしたような1stに比べると曲中での展開に乏しくなり、ミニマルなストイックさが増してサイケ感が強くなったように感じる。感情も抑え気味な印象で、どことなくChevreuilっぽさが追加されたような気がする。キンキンとしたシンセが強く主張し、ギターは音響っぽさが増して裏方が増えた印象。結果、手数が多くもこもこと肉感的なドラムと冷たいシンセの響きが対称性が強調される形になった。

 けだるげなボーカルと打ち込みっぽいリズムによるゆるくサイケデリックな3曲目が、1stからの変化を最も感じさせる曲で、これからの方向性を示唆しているように感じる。

HD650・・・迫力満点。低音過多気味で疲れるが好み。
SA5000・・・キレ味満点。でも電子音楽強すぎandギター薄すぎでバランス悪い。
MS-Pro・・・よくわからんけどなんか微妙。無難だとは思う。

 MySpace
 http://www.myspace.com/aucan