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Roro / BOaT


 Natsumen前身みたいなバンドBOaTの最後の作品。名盤扱いされているけれど絶賛廃盤中。個人的には邦楽ポストロック方面では飛び抜けた出来で、非常に好きなアルバムの一つ。

 基本ゆったりしたテンポで静かに立ち上がり、後半に向かって壮大かつエモーショナルに盛り上げていく作風。極端な静と動の対比を演出することはほとんどなく、基本一段ずつじっくりとギアを上げていく尻上りさん。

 メンバー間で、BOaT初期のコミカルでごちゃごちゃしたポップス路線と、静かで壮大なポストロック路線との綱引きがあったようで、基本後者に振り切れているわけだが、飛び道具的にキンキンした女性のボーカルや軽快なテンポの明るい曲調が挿入されて面白いバランスに仕上がっている。全体に漂う退廃感の中にある明るさが空元気のように思われて、より強い喪失感を生み出している、気がする。

YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=fw_ab4OMpko