歩幅と太陽 / eastern youth

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 日本の3人組のロックバンドの2009年13枚目ぐらい。エネルギッシュなEastern youthが戻ってきた、ような気がする。『Don Quijote』よりも前のエモ、パンクなサウンドを最近の傾向である肯定、応援をバックボーンにした歌詞と、音数を絞る減算方式のアレンジで作り込んだ感じの曲が多い印象。『口笛、夜更けに響く』が保有する最古の音源なので最初期は知らないんだけれど、最前期のメロディアスなエモだけでなくかなり初期のパンキッシュな要素も多く、原点回帰あるいはこれまでの活動の総括といった意志を匂わせている。最近のアルバムは渋すぎてちょっと苦手な感じだったんだけれど、今作は地味な印象はぬぐえないもののわりと好きな感じ。