Rhythms from a cosmic sky / Earthless

　アメリカの3人組のサイケ、ストーナー系のバンドの2007年2枚目。全編インストでHawkwind（未聴）のフォロワー的なポジションらしい。ストーナー的な疾走感ともっさり感が共存したリズム隊のくどい反復に即興風味のサイケデリックなギターソロが永遠20分。これを2セット。最後にちょろっとボーカル曲を入れて終了と、ざっくばらんな構成、曲調は1stと変わりなし。70年代ハードロックの面影が強くなり、ドゥーム要素が排除されて構成にちょっとだけ起承転結がついたりと細かい変化はちょこちょこ見られ、総じてとっつきやすくなった印象。基本的にずっとアッパーでハイテンションで全然緩急が付いておらず、スタジオ盤とはいえどよくこのテンションを維持できるなと関心しつつも、聴いてる方は途中でだれてしまいがちだよねとAcid mothers templeの『Electric heavyland』を聴いたときと同じ感想を持つのでした。いやまあ好きだけど。