Acquiring the taste / Gentle giant

Acquiring the Taste

Acquiring the Taste

 英国が誇る変体紳士Gentle giantの2nd。自分にとってはGG初体験であり、かつ一発でノックアウトされた思い入れのある作品。最近は3rd『Three friends』が彼らのベストじゃないかと少々浮気していたが、久しぶりに聴くとやはり甲乙つけがたい。

 内容は多彩な楽器と凝りまくった構成を見せるシュールで繊細で気味が悪いプログレ。後期に比べるとマニアックでとっつきがたいイメージを受ける。

 ロック的な要素が少なくて全体的におとなしく、アルバム内でも比較的派手でキャッチーと目される曲を後半中心に配した構成も手伝って、彼らの作品の中でも一際地味な印象を受ける。その代わり不気味さと怪しさが強烈に引き立っていて、チェンバー・ロックっぽい一面を感じる。不気味ともとれるシュールさは初期の特徴だけど、その中でもチェンバー要素を感じるのは本作だけで、多分、使っている楽器の種類と頻度、それに管弦楽器が印象に残る構成が一因じゃないかと思う。

 両極端な歌い方をする二人(三人?)をきっちり役割分担させて効果的に使っているのがとても印象的で好きだ。