Interview / Gentle giant


 好きなプログレバンドが沢山ある中で、一番好きだと言い切っていいんじゃないかと思しきGentle giantのわりと後期の作品で、7か8枚目あたりだと思う。この辺になってくると何枚目かっていう情報に価値は無くなってくる。

 後期の複雑な構成を特化させたスタイルでの最後のアルバムで、前作『Free hand』よりもロック色が薄くなって、ポップス的な要素が強くなったように感じる。テンポの速い疾走感を出した曲が2つと、それ以外はゆったりとした曲で占められていて、ウリのひとつである変拍子なのにファンキーでやたらノリの良いリズムが少ないのが個人的にはマイナス。

 突き放したようなシニカルな一面と、暖かくて妙に人懐こいコミカルな一面が、今までになく分裂して、かつそれが無造作に配列されているような印象を受ける。多様なジャンルを取り入れている雑食性も手伝ってまとまりに欠けている感じがして、どちらかというと流れより曲単位で聴くアルバムだと思う。曲そのものはどれも良い出来で、個人的には2曲目『Give it back』が特にお気に入り。

 MySpace
 http://www.myspace.com/gentlegiant45