ExitingARM / Subtle

Exiting Arm

Exiting Arm

 AnticonがらみなDJ DoseOneがらみなヒップホップ・バンド。個人的には今年一番良かったアルバム。

 自分にとってはYesの『こわれもの』やAmerican footballなんかがそうだったんだけど、極稀にその時の音楽の嗜好というか、こういうのが聴きたいっていう感情を一気に塗り替えてしまうアルバムに出会ってしまうわけで、これがそのレアな出会いの最新版。最近ヒップホップに対して苦手意識が薄れてきて、たまに頑張って聴いてたりしていたんだけど、これを経て一気に貪欲になる。ついでにマンネリ気味で薄れていた音楽への欲求も再燃される。

 ポストロック色がかなり強くて、漸近しているというより片足突っ込んでいてどっち側からアプローチかけているのかわからない状態。とはいえビートの強さや粘りのあるボーカル、早口にまくし立てるラップや多重録音も利用した掛け合いやコーラスワークなど、これまでに聴いた事のないタイプの音楽だった。この段落を綺麗に締める文章が思いつかなかったがもうなんというか大好き。

 序盤はほんのりサイケかつキャッチーなゆるいロックから、だらだら弛緩した中盤を経て、疾走感を伴ったギラついた曲が派手に展開する後半までの流れの全部が好き。

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http://www.myspace.com/subtlesix