Univers zero

■ Ceux du dehors


 プログレの一派チェンバー・ロック勢の大御所Univers zeroの3枚目。ベルギー産。ベルギーといえばX-legged sallyが聴いてみたいんだが、自分の流通圏内だと気長に再発待つしかなさそう。

 現代音楽、室内楽方面のクラ要素を取り入れた変拍子溺愛プログレで、シンフォな派手さとかは皆無に等しい。終始ホラー安定で、無感情かつ冷ややかに恐怖を煽ってくる。暗黒というよりは漆黒という形容が似合うかな。ホラー映画のBGMっぽいけど、怖いの苦手でまともに見たことがないので想像の範疇を出ない。

 ヴァイオリンとクラリネット、ピアノはいるけどギターは不在。また、うねうねと這いずるようなベースと、パーカッションっぽいドラムも存在を主張している。代わりにバスーンがちょっと地味になった気がする。

 核となっている「Dense」「Combat」の2曲がリズミカルになってたり、強迫観念が薄まったこともあって前作よりもキャッチーになった印象を受ける。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=Vwjce5wcu4Y

2009/11/01 




■ Uzed


 ベルギーの5人組ぐらいのチェンバー系プログレバンド。1984年4枚目。基本ギター不在で代わりに弦楽器とクラリネット(たぶん)が参加していることもあり室内楽っぽさが強いインスト。

 とりあえず聴き手にホラー映画的な気味の悪さを想起させようとしているような暗くて黒くて不気味なプログレ。個人的にはKing crimsonやMagmaなどのお仲間という印象だが、その辺と比べると重量感やカタルシスは少なめで、どちらかというと綺麗で無感情な印象。

前作『Ceux du dehors』までと比べると大分ロックに寄りなったというか、様式化されたように感じられ、聴きやすくなった一方で不気味さは薄れてしまった気がする。

 それとバスーンがいないのが悲しい。

 YouTube(音悪い)
 http://www.youtube.com/watch?v=irbVKtknKUs

2013/07/02