Porcupine tree

■ Signify


 イギリスの4人組のプログレバンド。1996年4枚目。

 初めて聴いた時は2曲目の表題曲がわりとハードな曲調なので最近の作風と大きくは変わりないのかなと思ったら、ハードなのは表題曲含めた一部のみで他はサイケデリックな要素が強く出ている、トリップ感の強い暗めのアルバムという印象。曲の構造やリズムは比較的シンプルで、系統的にはPink floydやジャーマンサイケの路線だと思う。

 ギターとキーボードを中心としたインストが主体としつつ、要所に入るボーカル曲で一定のキャッチーさを担保されてはいるけど、それでも以降のアルバムに比べるとサイケ色が強くて癖の作品だと思う。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=u8SFbyezh-U

2013/08/20 

■ Voyage 34 the complete trip


 初期のEP『Voyage 34』とそのリミックス盤のセット。たまにナレーションを挟むが基本インスト。

 ミニマルを取り入れたPink floyd。ピンポイントで言うとAsh ra tempelManuel Gottsching)が『Inventions for electric guitar』や『E2-E4』といったミニマル路線へ移行する際、Pink floyd信仰を捨てきれなかったような感じ。

 バンドサウンド、特にフロイド系のギターソロを前面に出した、外向きで高揚感を伴った感じの曲調から始まり、徐々に電子音や音響的な処理が目立つダウナーな感じに移行する。Phese3はミニマルテクノっぽくなり、Phese4はアンビエントな感じになる

 前半だけ、後半だけ聴くと良いんだけど通すと結構だれる。

 YouTube http://www.youtube.com/watch?v=FlFpHyfJxbc

2009/10/04 


■ Fear of a blank planet


 イギリスの4人組のプログレバンド。2007年9枚目ぐらい。コンセプトアルバムらしい。現時点の手持ちだと最新作。

 サイケ、プログレメタル色が強めの、重くて暗黒な感じのプログレで、前作『Dead wing』から大きな方針変換はされてない模様。ただ、今作ではあまり外側に発散することなく、終始内向きの、暗くて退廃的な印象を受ける。また、サイケの要素が前面に出ていて、若干とっつきにくい気もする。

 全体で一つのテーマを持っていることもあり、良く言えば統一感があり、悪く言えば単調。また、後半に進むにつれて陶酔感が強まり、後戻りできないような、なんというかやってしまった感が強くなる印象。

 個人的には収録時間が1時間切ってくれたのが行幸で、それほどかったるさは感じなかった。

 YouTube 
 http://www.youtube.com/watch?v=xuJnV8vYivQ

2012/10/17