Oneida

■ Anthem of the moon


 アメリカの5人組ぐらいのロックバンド。2001年たぶん4枚目。

 クラウトロックからの影響が大きいように感じられる、ビートと反復感の強いロック。そこそこけだるくサイケデリック。個人的にはCanにパンクの要素を足したような印象で、力強さを感じつつも妙な脱力感がある。また、いくつかの曲が荒々しいというか雑な感じがして、以降のアルバムに比べるとパンクの要素が強い気がする。

 最初の方と最後の方は激しくてアッパーな曲調で、真ん中の方にゆるくてダウナーな感じの曲を配する下に凸な構成。個人的には少し中だるみする。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=zMUVVb8T8MA

2013/02/27 

■ Preteen weaponry


 ジャケ買いで詳細不明なOneidaの三部作の一発目にして、たぶん最新作。わりと息の長いバンドらしい。

 やってる事はCan直系のサイケ、クラウトロック路線の反復トリップミュージックで、トラックは3つに別れているが実際はPart1〜3まで地続きの40分一本勝負。序盤の主役はなんといっても暴走気味のもさもさパワフルなドラムで、他のパートの動きが反復運動をして変化に乏しい中どんどんテンションを上げていく空気を読まない小粋なやつ。Part2では一転ダウナーな方向性でロングトーンばかりのボーカルが参入。Part3でNeu!っぽい鋭角的なハンマービートが出現して再びアッパーになるかと思いきや、ドラム以外は相変わらずゆらゆらだらだらしていてよくわからんテンション。

 とにかく反復がくどくて曲が展開しないため、気分が乗らずうまくトリップできないと地獄に等しい。でもハマれば至福の一時を堪能できる一種の博打。Can でラリラリできる時はOneidaも大抵いけます。終盤のすぐにでも終わりそうなのにいつまで経っても終わらないじれったさが新鮮。

 YouTube 
 http://www.youtube.com/watch?v=o9KIwZrksKw

2009/03/29 


■ Rated O


 Oneidaの新作。三部作のアルバムの中の一つが三枚組になるなんて予想だにせず、「なんじゃこりゃ」というのが店頭で見つけた時の第一印象。ついでにペースの速さにも驚いた。

 ディスク単位でわりと明確にコンセプトが決められているようで、1枚目がインダストリアルっぽい金属質かつノイジーな電子音が強調された、今までには無かった感じの曲調。シャウト中心のボーカルも音響処理されていてキンキンしてる。2枚目がクラウトロックなバンドサウンドを軸とした、反復はそれなりにくどいが比較的コンパクトでキャッチーな曲中心。目新しさは無いが安心のOneidaサウンド。3枚目が即興比率高めの大曲志向で、『The wedding』あたりを髣髴とさせるオリエンタル入っただらだらした曲で始まり、小休止を挟んで、『Preteen Weaponry』の延長線上にあるような、重厚長大ヘヴィサイケでアルバム全体を締める。

 2枚目、3枚目も非常に良いが、新境地を感じさせる1枚目が特に好き。やっぱりOneidaはかっこいいなあ。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=NE5F2XYWmUo

2009/10/27 


■ Absolute II


 3部作のラスト。2011年。11枚目ぐらい。いつもはクラウト、サイケデリックロックだけど今回はノイズ・アヴァンギャルド

 前作『Rated O』の3枚目2曲目をアルバム1枚に拡張しましたって感じ。ビートなし、ボーカルなし、際立ったメロディなしの、無感情でストイックなノイズミュージック。ドローンアンビエント要素が強め。灰野啓二や、音圧の無いSunn O)))のような印象を受けた。どっちもろくに聴いてないから偏見交じりだけど。

 ガチンコ前衛音楽しすぎていて、自分にはキツイ・・・。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=eS4kC3zBph4

2011/07/27